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 17回全日本テコンドー選手権大会REPORT


勇敢なるテコンドー戦士、船水健二

激戦制し、ついに頂点へ!

225日、26日の2日間にかけて第17回全日本テコンドー選手権大会が国立代々木競技場で開催された。全日本選考大会で出場権を獲得した161名の選手たちが、この日のために切磋琢磨してきた練習の成果を発揮すべく試合に臨み、「勝敗」という結果を手にした。最後まで激しい試合で会場を沸かせた船水健二が、3つの金メダル(マイクロ級、団体トゥル、団体マッソギ)を勝ち取り、今大会の最優秀選手に選ばれた。また、トゥル2段、マッソギミドル級を制した姜昇利が敢闘賞に、田中彰がライト級三連覇の金字塔を打ち立てた。


マイクロ級 決勝戦 船水VS塩尻
乱打戦となる激しい展開


団体マッソギ 決勝戦 船水VS石塚

スピードとパワー

数多くの好試合の中で一際注目されたのが、船水健二の試合だった。

そのスピードとパワー、そして、どこまでもアグレッシブルな試合展開は、観る者を魅了するに十分だった。決勝戦では、対戦者塩尻真視と乱打戦になる中で、持ち前のスピーディーなコンビネーションを駆使し、見事、マイクロ級連覇を果たした。

船水は団体戦マッソギでも大活躍し、チーム優勝に貢献した。個人戦決勝を終えて疲労度が絶頂に来ている中、自ら進んで試合に臨み、船水本来の、スピーディーな攻めのマッソギで戦い抜いた。

彼の勇気あるチャレンジ精神が、MVPを確実なものとしたのだ。

 優勝トルフィーを掲げる 姜兄弟

ミドル級決勝戦 巧みなカウンターが決まる

好カード・好試合

ミドル級決勝戦の蘇秉秀VS姜昇利、団体戦マッソギの東東京VS西東京Aなど、白熱した試合が展開された。

蘇秉秀と姜昇利の両者は前大会でもファイナルで顔を合わせている。
このときは、蘇が勝利をものし、MVPに輝いたが、今大会では、姜が一矢を報い、悲願の初優勝を手にした。

昨年から導入された団体戦では、トゥル、マッソギともに好試合が多く、各チームのカラーと練習量が随所に見られた。
トゥル
2回戦で対戦し、レベルの高い技術で決勝に値する内容を見せた東東京VS西東京Aチーム。東東京にはMVPの船水を筆頭に錚々たるメンバーが構成されている。
一方の西東京は、上記の姜昇利、ベテラン石塚力泰を中心にフレッシュな顔ぶれ。
マッソギでは決勝でこの
2チームのカードが組まれ、ラスト試合にふさわしい一進一退の攻防戦が展開された。
そして、東東京チームがトゥル、マッソギをダブルで制し、文字通りチームNO
1の座に輝いた。


今大会の特徴

今大会では、昨年韓国で発足したITF−KOREAより選手団が初参加し、女子のムン・ジョンミン選手が銅メダルを獲得した。

ITF−CHINA(中国)より李光松館長(5段)が来賓として訪日し、特別演武を披露した。

また、少年部130名による演武と師範、副師範25名による演武では、様々な技による試割りが行われ、その高度な技術に会場からは歓声が沸き、拍手が続いた。

今大会において特筆すべきは、完全なる世代交代をあげられる。
1990年府中でスタートした第1回全日本大会。その舞台で活躍した選手たちが今や指導者となり、次世代を育成し、多くの選手たちを全日本大会へ輩出している。
優秀な選手、優秀な指導者たちがしっかり育っていることを証明した大会となった。

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