女子初のMVP
4月7〜8日、第18回全日本テコンドー選手権大会が国立代々木競技場第二体育館で開催された。日本一を決する国内最大のイベントには、日本各地の精鋭たちが一堂に会し、例年以上の熱戦が繰り広げられた。世界選手権選考大会という位置づけもあるが、選手たち一人ひとりの全日本へ賭ける意気込みと集中力の高さが感じられた。
特筆すべきは、最優秀選手賞に輝いた峰間照美だろう。女子のMVP受賞は、全日本大会史上初となる。峰間はマッソギ、トゥル、団体戦(トゥル)で見事金メダルを獲得。どの競技においても素晴らしい集中力と自信に満ちた正確なテクニックが印象的だった。選手として一皮むけた峰間の快進撃は、女子全体に及ぶ技術向上の象徴であり、また、今後の起爆剤となるだろう。
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