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  PART-4  世界 HOW TO テコンドー
              
          TAJIKISUTAN(タジキスタン)

タジキスタン ミルサイド・ヤヒヤエフ監督 インタビュー

最強軍団、タジギスタンチーム(男子選手7名、女子選手3名、他2名)

10名の少数精鋭選手達で総合2位に輝く


驚異の最強軍団 タジギスタン

ミルサイド・ヤヒヤエフ監督に聞く

選手団は僅か10人(男子7名、女子3名)。トゥル、マッソギ、パワーブレイキング、スペシャルテクニック、チームルーティーンのすべての種目に参戦し、どこでも大活躍。蓋を開けてみれば、朝鮮に続く総合2位! 考えるだけでも驚異的結果である。タジギスタンの快進撃は、どこまで続くのだろうか。

◎今大会の感想

審判の質が高く、組織委員会の運営も良かったと思います。海外の試合では、いつもビザ取得に問題が生じるが、今回はすべてスムーズにいきました。また、渡航費用は、ここ15年の間で初めてタジギスタン政府スポーツ文化省が100%負担してくれました。

◎タジギスタンのテコンドー事情

タジギスタンのテコンドー人口は約4000人。タジギスタンでは4歳から通えるテコンドー専門の学校がある。すべての分野に専門のコーチが付いています。学生、社会人と様々な人たちがテコンドーを習得しています。どの国も同じだと思いますが、テコンドーと仕事を両立することは大変なことです。

ちなみに今回の男子団体チームの一人は35歳で、いまだ現役で頑張っています。タジギスタンの団体メンバーは毎回同じですが、それは彼らが国内の試合で勝ち抜いているから、代表として選ばれているのです。だから試合の結果次第で、いつでもメンバーが替わる可能性はあります。

◎練習

一日2時間行っている。試合前は朝2時間、夜2時間。

◎優勝した男子チームルーティーンについて

構成はすべて私が考えてつくっています。この競技には1年をかけて準備してきました。ちなみに男子は昨年のアジア選手権、女子は一昨年の世界ジュニア選手権と同じ構成です。今大会で男子は優勝、女子は準優勝することができ、嬉しいです。

◎選手育成の秘訣

私にも分かりませんが、ただ子供たちを預かっているからには両親と同じように、もう一人の父親として彼らに接しています。彼らの悩み事や問題点も親身になって対応するよう心がけています。

タジギスタンでは、若い女性を海外に連れて行くことは考えられないことです(タジギスタンでは、女の子は村から出ることはなく、家と練習場の往来だけとのこと。ちなみに代表の女子選手3名も今回が人生で2度目の海外遠征とのこと)。私たちは彼女たちのご両親たちから深い信頼を寄せてもらい、任せていただいているので、選手団が帰国の途に着くまで細心の注意を払うよう心がけています。

今回の大会で、タジギスタンが総合2位と言う輝かしい成績を収めることができ、大変嬉しいです。選手たちの頑張りがあっての栄誉です。みんなに感謝しています。


テコンドー最強兄弟
 兄のダリル・サイフィディノフ(
23歳)       弟のジルショド・サイフィディノフ(22歳) 




切れのある高度なテクニックで朝鮮を下し、優勝したタジギスタンのチームルーティーン。
ジルショド・サイフィディノフ(弟)の身体能力の高さに脱帽


力強い演技でトゥル1段を制したダリル・サイフィディノフ(兄)
今大会、マッソギでのメダルは逃したが、その強さはトップクラス


身体は小さいが最強女子
バヒロバ・ディラフル(17歳・左)
モハメッド・ジュネウオバ・シャンロ(17歳・中央) 女子マッソギ−45kgチャンピオン
イクラモバ・ザリーナ(19歳・右)

女子のチームルーティーンも準優勝に輝く3人とも十代だが、高いレベルの競技を披露した。