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新年の挨拶





日本国際テコンドー協会 会長 西 直記



ITFJAPAN会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年の箱根駅伝では、駒大のバランス良い選手層の総合力が実力を発揮し、その陰では誰もが予想だにしなかった3校もの棄権という残念な結果となり、調整の難しさを知らされることとなりました。

さて、我がテコンドーは、昨年全国各地で25の大会と100を越すイベントを催し、1223日の荒川区大会では241名の選手に依って、掉尾を飾るに相応しい大会で締め括ることができました。

多くの会員皆様のご協力と努力に感謝致します。

今年は、早速127日「第52回昇段審査」が行われます。また、各道場では昇級審査が計画されています。

そして、大きなところでは、389日の「第19回全日本テコンドー選手権大会」、海外では4月の「第4回アジアテコンドー選手権大会」、そして9月には「第8回世界ジュニア選手権大会・第3回世界ベテラン選手権大会」が控えています。

選手たちは今から調整を怠りなく行い、今大会でも大きな成果を出せるよう期待しております。

このところ、格闘技界では、勝てば良く強ければ喜んでもらえていたものが誤った認識であり、思いあがりと受け取られるようになりました。

今の時代、問われているのは「品格」です。

テコンドーを学ぶことは、「礼儀」「廉耻」「忍耐」「克己」「百折不屈」のテコンドー精神を身に付けることです。

「テコンドー精神」が身に付けば、自ら「品格」が身に付くことになります。

今年も稽古に励み、技術を向上させ「テコンドー精神」=「品格」を心掛け、良き年となりますよう祈念し、念頭のご挨拶と致します。





日本国際テコンドー協会 師賢 黄 進

新年明けましておめでとうございます。

昨年は群馬県大会を皮切りに、じつに多くの大会が全国各地で行われました。

また、第18回全日本選手権大会、第15回世界選手権大会が開催され、15年ぶりの金メダル獲得など、記念すべき年となりました。

日本における選手たちの成長はめざましく、少年部、成年部男女ともに技術の向上を実感した一年。国際舞台でも多数のメダルを獲得し、飛躍の年として終えることができました。

今年提言したい目標は、日々の練習を大事にすることです。

人生を精一杯生きるということ、それは今日という一日のありがたみを感じながら、悔いのないように時を積み重ねることだと思います。

練習も同じです。日々の練習の大切さ、楽しさを感じながら汗を流すこと。そうすることができるかどうかで、その結果もおのずと大きく変わるでしょう。もし、成果を望むならば、このことはすべてにおいて普遍なことなので、とにかく一日一日の稽古時間を大事にしてください。

練習は基本を中心とし、トゥル、体力づくり、マッソギをトータル的に学ばなければなりません。ものごとはすべてバランスで保たれているように、テコンドーでも必要とされる要素は何一つ欠かすことなく修練しなければなりません。もし、マッソギで結果を残したければ、先に述べた4つの要素を意識し稽古に取り組んでください。

また、マッソギの練習では、相手の動きを研究することも重要です。相手の動きを見切る勘は、この研究の積み重ねで養うことができます。この勘を身につけている選手は、試合でも結果を残していることは皆さんご存知だと思います。

今年は全日本大会、アジア大会、世界ジュニア・世界ベテラン大会という大きな舞台(チャンス)が続きます。選手たちは各々の目標を掲げ、集中力をもってトレーニングし、自己の調整に細心の注意を払ってください。チャンスを掴むことができるのはあなた次第なのです。

道場で汗を流す。そのリフレッシュ感、楽しさを感じながら、ときにそれを自分の支えとし、練習でもプライベートでも一歩一歩前へ進む。そのような実りある一年でありますように。

最後に会員の皆様、日本国際テコンドー協会師範、副師範、指導員たちは今年も一年、稽古生たちのために、一生懸命指導に取り組んでいきます。