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  PART-3 カンボジア遠征を終えて (感想文) 姜昇利








カンボジア遠征を終えて 

姜 昇利

テコンドーの大会で何度も海外には行ってきましたが、大会以外の目的で海外に出たのは今回のカンボジアへの武者修行が初めてでした。

田中副師範から声を掛けてもらった時はカンボジアのイメージがうまく湧かず、最初はかなり不安を抱いての準備や慌ただしい出発となりましたが、行ってみた率直な感想としては、自分の人生の中でも本当に良い経験をしましたし、テコンドーの修行の面でもこれからにつなげていける・参考になる貴重な練習ができました。

それらはやはり自分たちで動かなければ日本に無いものは絶対に経験はできませんし、それらのものや、師範、海外のテコンドー選手達との新たな出会いも絶対に無いものです。

もちろん今回は連絡を取っていただいて私たち三人にそういう機会を設けていただいた黄秀一師範をはじめ、いろんな方達の協力があってのことですが、少なからず自分に絶対これは必要だと、多少無理をしてでも自分に投資してチャレンジ・経験をしてみるべきだという決心を持って行くことを決め、動いて実際に海を越えて経験してきたことが、これからの自分や日本のテコンドー界に良い影響を与えられるという思いにまでなりました。

選手として技術的に勉強してきたものももちろん多いですが、島国でなかなか外国での大会や交流が簡単ではない日本と外国への架け橋のような役割の第一歩になれたのではと思いました。

そして自分たちがこれからも積極的に活動範囲を広めて、まずは教わったことを吸収して自分のテコンドー技術向上、そして日本の練習生全体のレベルアップ、海外とさらに距離を縮めることにつなげていかねばと思います。

その第一歩となった今回は、自分たちとしては大成功だったのではと実感しています。

カンボジアは発展途上ですが、人たちはとても明るく活気があり、食事も口にあって非常に居心地の良い国でした。

そんな良い地で多くを教えてくださった師範や、時間を割いて一緒に汗を流してくれたカンボジアの選手達との出会いをとても嬉しく思い、そして感謝しています。

今回の素晴らしい経験がさらに活きるように、さらに磨いていきます。