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第16回世界テコンドー選手権大会 ITF−JAPAN選手団 感想  JAPAN・コリョ女子編
自信と課題。じつに多くの収穫を得て帰ってきた日本代表選手団たち。 選手たちの目は、すでに二年後へ向かっています。
ここでは、選手たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています
 
 
名前 奈良岡 和子(NARAOKA KAZUKO)    木村 志穂(KIMURA SHIHO) 
役職 東京荒川   東京府中
所属 4段・副師範   3段
出場種目 ・個人女子 トゥル4段の部    ・個人女子 トゥル3段の部
・個人女子 マッソギ-51kg級
・女子 団体戦
コメント

1)日本の位置〜型
全階級を総ナメした朝鮮を世界の最高峰とするなら、日本は3位以下を大きく離して世界の2番手にいることを今回世界に証明できたのではないでしょうか。前回の姜昇利選手の優勝や全日本チャンピオンたちの入賞等から見てもトゥルの練習法に関しては今あるものを地道に続けていくことで間違いないと思います。
団体女子は半年間に及ぶ練習の成果を全て吐き出した、これ以上ない演技でした。更に上を目指すために、団体トゥルの完全マニュアルをみんなで文章化し、後世に残したいと思います。

2)日本の位置〜マッソギ       
朝鮮女子のレベルの高さは圧巻。
力強さが光る男子に比べて動きに柔らかい印象さえ与える朝鮮女子はまさにテコンドーを知り尽くした集団と言えるでしょう。また新陳代謝が活発で試合ごとに登場する次世代の若い選手の存在に朝鮮の層の厚さと組織の安定を感じます。
海外選手に比べて日本女子は全員体が引き締まっていて、大会に対する万全な準備と真摯な姿勢が感じられました。
それぞれが自分のスタイルを発揮し、同時に自分のテコンドーを世界の舞台で試せたと思います。
2年後平壌で更に納得のいく結果が残せるように、個々が課題をホームに持ち帰り、また修業の日々に戻るのだと思います。

3)自分の課題
次回またコーチという役目をいただいた際は、マッソギで選手の役に立ちたいです。
そのために朝鮮女子から学んだ組手の動きを一つひとつ具体的に取り上げ、自分の指導の中で追求します。またロシア、イタリアなど、今回朝鮮に勝った選手の動きも理解しなければなりません。
日本スタイルが確立できれば、世界のマッソギの勢力図に絡めると思います。
 
 

今回は自分なりのテーマを持って練習し、今までに比べると落ち着いて世界大会に臨むことができたと思います。
しかし、試合になると、相手のペースに自分はなんとか食らいついていくという感じで、力を出しきれたのか自問自答する試合でもありました。

トゥルでメダルをとれたことは大きな自信になりましたが、今回感じた悔しさを忘れず、また見つけた課題に取り組み、次回は今回よりも上を目指したいと思います。
ご指導頂きました監督、コーチ、そして応援してくださった仲間、家族に感謝しています。ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

 
 
名前 峰間 照美(MINEMA TERUMI)    高柳 厚子(TAKAYANAGI ATSUKO) 
所属 東京府中   東京府中
段位 2段   2段
出場種目 ・個人女子 トゥル2段の部
・女子 団体戦
  ・女子 団体戦
コメント

まず始めに、今回の大会まで指導してくださった黄秀一師範、朴ソンファ師範、奈良岡和子副師範、そして今まで支えてくださった皆様に感謝の言葉を伝えたいと思います。
ありがとうございました。
前回の世界大会で叶えることができなかった金メダルという大きな夢を必ず持って帰るという決意を胸に、この2年間練習してきましたが、今回の大会ではその夢を実現させることができませんでした。
世界大会は、私たち選手にとって、どんな結果が起きるか分からない「白紙」の状態で存在し、メダリストになることや世界チャンピオンになることは本当に難しいことであり、その中で朝鮮の選手のように金メダルを取り続けるのは本当にすごいことだと心の底から思いました。
結果はついてきませんでしたが、相手を気にせず、自信を持ってトゥルの競技に臨めたことは、今後の自分にとって大きなプラスになったと思います。

そして団体マッソギでチェコの選手に勝ったことは、全日本大会以降、苦手意識が強くなっていたマッソギに対して、一回り成長できたと実感し、次につながる「何か」を掴めたような気がします。
 
この気持ちを大切に来年の全日本大会につなげていこうと思います。
ありがとうございました。 

  
  昨年のアジア大会に続き、今年も世界大会に出場する機会を与えてくださった皆様に感謝の言葉をお伝えします。
昨年参加したアジア大会では余裕がなく、悔しい気持ちだけを残したまま終わってしまったのですが、今回は良い緊張感のもとで、とても集中できたし、楽しむ余裕 もあって、本当に楽しく、気持ち良く試合に臨めました。
贅沢を言えば、その気持ちいい瞬間をもっと味わいたかったです。
もっとたくさんの試合がしたかった。
また、団体戦だけの出場でしたが、本当によく仕上がっていたし、優勝したかったので、結果を出せなかったことがとても残念で悔しいです。
そして強化練習を通じて、マッソギの技術が他のチームメイトより劣っていると痛感してしまったのも悔しいです。
でも、総じて言えばやっぱり楽しかった!
楽しいこと、悔しいこと、いろいろありますが、全部ひっくるめてこれから世界を目指す若い人たちにも経験してほしいです。
今の自分の立場を譲りたくはないですけどね。
今回の経験を、まずは来年の全日本大会に活かしたいと思います。 
       
名前 中村 宣子(NAKAMURA NORIKO)    山本 愛美(YAMAMOTO AMI) 
所属 東京綾瀬   東京綾瀬
段位 1段   1段
出場種目 ・個人女子 マッソギ-57kg級
・女子 団体戦
  ・個人女子 マッソギ-63kg級
・女子 団体戦
コメント 今回の大会は納得の行く結果とは行きませんでしたが、良い仲間、監督、コーチ陣に囲まれて練習、遠征できたことをとてもありがたく思います。
個人的には、マッソギ一回戦目で対戦した相手が優勝し、一回戦目の大切さや勝つことの難しさを痛感しました。
また、世界チャンピオンになる選手の実力とはどういうものかを体感できたことは自分にとって大いにプラスになったと思います。
日本の技術はとても高いレベルまでに来ていると思います。
今回の大会で見聞きし、感じたことを今後の練習や指導につなげていきたいと思います
 

まずはじめに、世界大会に参加するにあたり、これまで指導してくださった師範方、応援してくださった皆さん、サポートしてくれた家族に感謝の意を伝えたいと思います。
初めて経験する世界大会でしたが、雰囲気に呑まれることなく、対戦相手に臆することなく試合に臨めたのは、5ヶ月以上に及ぶ質の良い強化練習に参加できたおかげです。
的確な指導を受け、レベルの高い選手に囲まれて練習できたことは何よりの財産です。
しかし、それを100%吸収できたのか、習得したことを試合で十二分に発揮できたか、それがメダルに手が届くか否かに大きく影響するのだと、あとは自分の努力次第なのだと、改めて痛感させられました。
自分に足りないものをさらに研究・追求し、ひとつずつウィークポイントを減らしていく、強みを前面に出す努力がもっと必要だと感じました。
奈良岡副師範をはじめ、一緒に汗を流してきた団体女子メンバー、貴女方からは技術面は勿論のこと、精神面でも大きく学び、支えられました。
叱咤をありがとう。

自信をありがとう。
世界大会がもたらしたこの悔しさを、感謝の気持ちを、私に教えられる技術を、もっと成長したいという欲を、頂点を獲る野望を、道場生に直に伝えていきたいと思います。 

     
名前 四十崎 菜保子(AISAKI NAOKO)    金 恵 順(KIM HYESUN)
所属 東京中野   足立興野
段位 1段   1段
出場種目 ・個人女子 トゥル1段の部
・女子 団体戦
  ・個人女子 マッソギ-51kg級
・個人女子 トゥル1段の部
コメント

個人トゥル1段では、一回戦でカザフスタン選手を相手に3-2で敗れる結果となり、悔しさと申し訳なさと試合が終わってしまったことへの喪失感でしばらくの間はひどく落ち込みました。
しかし、帰国して時間が経つにつれ、試合結果よりも試合会場で目にした他国の選手の動きやそれに刺激を受けたときの気持ちの方が強く残るようになり、大会出発前よりもテコンドーに対する追求意欲が大きくなっていると感じています。
今回試合では納得のいく試合をできず、指導・応援してくださった方々に応えられなかったことは残念に思います。
しかし、世界の舞台に立ったという経験と他国の強豪選手の戦いを間近に目にした刺激は、何にも代えがたいステップアップへの原動力になると確信しています。
このような機会をくださり5ヶ月間ご指導くださった監督とコーチ、様々な場面で助けてくださった医務・総務の方々、共に汗を流し励ましあった仲間たちに心から感謝します。
 

  「今回初めて世界の大舞台に立つことができ、とても素晴らしい経験をする事ができました。
自分一人の力ではなく、今まで指導してくださった師範達や、一緒に練習してきた仲間達に感謝しています。
今大会では、まだまだ自分の力の足りなさを実感しました。
逆に課題も多く見つける事が出来ました。
これからは、より自分の目指すスタイルを確立させ、やるべき事を明確にする事、その為に常に練習でも意識を高く持ち取り組む事が必要になると思っています。
今大会では世界のレベルに触れる事で終わってしまったので、2年後のピョンヤンではメダルを獲りに行きます!」