日本国際テコンドー協会(ITF)公式ホームページ INTERNATIONAL TAEKWON-DO FEDERATION JAPAN International Taekwondo Federation
ホーム テコンドーとは 道場/リンク 日本国際テコンドー協会 グッズ 年間予定 全国師範・副師範 お問合せ
 ホーム  > 大会情報 > 国際大会結果 > 各大会結果
大会結果一覧へ戻る

第9回ジュニア・第4回ベテラン世界テコンドー選手権大会 日本選手団 感想 (後編)
ベテラン日本選手団、メダルラッシュで終わったベラルーシ世界大会。
じつに多くの収穫を得て帰ってきた代表選手団たち。
ここでは、選手役員たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています

     
名前 金 一 国(KIM ILU GUK)   藤井 浩司(FUJII KOJI)
役職 国際審判 / 5段・師範   トレーナー
コメント

今回の世界大会は技術傾向の転換という意味においても大きな意味を持つ大会となりました。

世の中のいろんな分野に傾向や流行り廃りがあるようにスポーツ競技の世界にもトレンドというものがあるのですが、これは国際交流やテコンドー競技といった特定した場合に限らず、勉学、就業やいろんな分野においても同じ事が言えるのですが、一般的に競技キャリアが長い選手も指導者も「自分たちがどう見ているか?」よりも「自分たちがどう見られているのか?」をもっと考えるべきであろうかと思われます。

現在シニア層においては常にこのトレンドを追いかけるが故に常勝国に遅れをとる立場から脱却出来ない状態から回避できずにいますが、自分の良識が基準になるとおのずと視野が狭まるので本来見えるべき事を見逃してしまっていないか・・・と思われる節を世界大会に参加するたびに痛感します。

今回のベテランチームの活躍はいかにTOPを追い求める練習よりも、根底にある基本をコツコツと行う事がどれだけ意味深いものであるかを知らしめる会心の成果であった事は言うまでもなく、選手層だけでなく道場稽古や指導のあり方について指導層にも一石を投じる結果となった事は間違いないと思います。 

個人的には、連盟のテクニカルセミナー(技術講習)やアンパイアミーティング(審判員協議)などでもITF-JAPANの国際的評価は年々高くなっており、おかげさまで本大会を期に連盟から次の世界大会からの審判員招致を拡大させてほしいという通達があったと聞いています。
朴師範、黄師範の競技委員、技術委員への選出に引き続き、今後の国際舞台への間口がより広がった事がとても喜ばしいです。 

次大会には私も年齢的に出場資格が得られるのですが、まぁ、あわてて出場するのではなく今回の出場選手より少しハードルを上げて、40代半ば、50代半ばで、出場を見合わせてもいいかな・・・。

 

今回の大会は、トレーナーの私にとって8回目の世界大会帯同となりますが、今までの大会の中でもっとも感動した思い出に残る大会となりました。
マッソギやトウル、そしてジャパンの総合優勝と、多くの金メダルを獲得できたのも、もちろんですが、何よりも10年以上の長い付き合いとなる師範、指導員の皆様と共に世界大会に参加できたことは生涯の思い出になりました。

試合の感想としては、ベテランの試合では「生涯現役」の精神を身をもって体感することができました。前に前に打って出るベテラン選手のマッソギは、他国の選手にとって大きなプレッシャーであったと思います。

ジュニア選手は、ほとんどが初めて世界大会に出場する選手で身長差、体格差もあり、技術力や力が見えない相手に多くのプレッシャーもたくさんあったと思いますが、試合中ではプレッシャーを退いて果敢に挑んでおりました。そして試合中で、ひとり一人が沢山のことを学んだと思います。

また、試合が終わり他国のジュニア選手同士が言葉が通じなくてもすぐに打ち解け仲良く交流している様子をみて「テコンドー」の素晴らしさを改めて感じました。

今大会では大きな負傷がなかったことが何よりも幸いでした。

今回の大会で日本のテコンドーが大きく注目されたと思います。

来年の世界大会でも、沢山のいい結果がでることを期待し今後も黒子の精神をもって選手をサポートしていきやいと思います。

選手の皆様、多くの感動をありがとうございました。

名前 黄 大 勇(HWANG TAE YOUNG)
役職 総務・広報・コーチ/3段・副師範
コメント

今回、コーチとしてまた総務として世界ジュニア・ベテラン大会に参加しました。

今回で三回目の参加になりますが、今大会が一番の好成績を収める事ができ嬉しく思います。

その中でもベテラン選手たちは日々の練習が試合で表れ、好成績につながったと思います。

本当におめでとうございます。

ジュニア選手も約3ヶ月間、しっかり練習して大会に挑み、今持ってる技術は十分に世界の舞台で発揮したと思います。

この経験を次の大会につなげていってもらいたいと思います。