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 第6回アジアテコンドー選手権大会 選手団感想 (前編) 
第6回アジア大会を終えて、無事帰国した、日本・高麗選手団。
じつに多くの経験を得て帰ってきた代表選手団たち。
ここでは、選手・役員たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています
 

木村 志穂(KIMURA SHIHO)  柴田 彰(SHIBATA AKIRA)
東京府中道場 茨城取手道場
3段 2段
・個人女子 トゥル3段 準優勝 ・個人男子 トゥル2段 準優勝
・団体男子 トゥル 第3位
・団体男子 マッソギ 第3位

今回のアジア大会は次回につながる大きな一歩を得ることができました。
年々変化するアジア勢の技術、フィジカル、強いハートを目の当たりにし、私も彼らのように動きたい、試合がしたい気持ちで今はただいっぱいです。
全日本大会のあと、落ち込むこともありましたが、悔しい気持ちをバネに強い気持ちをもって試合に臨むことができました。
良くないコンディションの中で結果を残すことができたことは自信になりました。

また日本大使館に訪問させて頂く等、貴重な経験をさせて頂き、このような機会を与えてくださって感謝しております。
今回の感じた気持ち、得たものを忘れず、これからも進化していけるよう頑張ります。
最後に大会出場にあたり、たくさん心配をかけましたが最後までサポートしてくださった家族、師範、トレーナーのヨンランさん、本当にありがとうございました。

今回は私にとって8回目の国際大会でした。
今回の選手団の中では経験としてはベテランになるので、試合にかける集中力や、練習に取り組む姿勢、試合会場でのメンタルの保持を初出場メンバーに背中で示しつつ、自分自身としてはなんとしても勝ち進んで結果を出し、日本選手団の起爆剤になろうと決心していました。
アジア大会は世界でも強豪国の上手い選手が揃っていて、とても良いイメージ作りができ、見るだけでもいつも刺激になります。
しかし指をくわえて海外選手に感心していても一生勝てません。
自分はもうそういう次元ではないと思っているし、国際大会に初出場した時からいつも絶対に優勝するという強い精神を持って遠征しています。
結果は個人トゥルで準優勝、団体はトゥルでもマッソギでも3位という結果でした。
個人戦に関しては、準決勝が再延長の末勝利し、インターバル無しで決勝戦という不利な状況下で、結局23で優勝を逃したことが悔しくてなりません。
しかしトゥルでもマッソギでも、自分の強みと弱みが確認できた大会でした。
これからはこの経験を元に強みを伸ばして弱みを埋める練習をしていきたいと思います。
日本から応援して下さった方々、どうもありがとうございました。

戸島 皇継(TOJIMA KIMITSUGU) 鳥潟 佑馬(TORIGATA YUMA) 
茨城取手道場 千葉道場
4段 1段
・個人男子 トゥル4段 第3位
・団体男子 トゥル 第3位
・団体男子 マッソギ 第3位
・個人男子 マッソギ-50kg 第3位
・個人男子 トゥル1段  
1回戦
・団体男子 トゥル 第3位
・団体男子 マッソギ 第3位

はじめに、この度アジア大会に出場の機会を与えて下さった関係者各位様に大変感謝致します。
今回の大会に参加したいと強く思ったのは、やはり自分の生徒達に年齢や立場に関係なく常に上を向いて”チャレンジ”する気持ちが大事というのを感じてほしかったからだと思います。
選手としてのピークは過ぎていますし、怪我も絶えない厳しい状況ですが、自分自身を少しずつ乗り越えていく楽しさがそこにはありますから。
若い頃は、個人の成績を一番に考えていた部分も大きいですが、今は道場長や親である立場を考えると他に与える影響が大きいと感じています。
なので、常に与えられたチャンスは逃さないという姿勢でいることが大事だと思っています。
当然、競技中は一人のアスリートとして、勝つことが絶対使命くらいの気持ちで臨んでいます! 
出るからには勝ちにいくというのも大事なことですからね。

また、A級国際大会に出場するのは今回で4回目でしたが、今までの中では一番落ち着いて競技に集中出来たと思います。
特にトゥルのような淡々と自分の動作をする競技では、それが出来るかが勝負の分かれ道と感じていましたので良かったです。
結果としては思うようなものではありませんでしたが、今は非常にスッキリしています。

団体トゥルも時間がない中、5人が力を合わせて非常に良いものが出来ていたと感じています。
国内で披露する機会があればもっと良かったです。

今回、日本は金メダルを持って帰れませんでしたが、来年の国内大会や次の世界選手権(年齢的に出場ができる最後の大会)に向けて、一から頑張りたいと思います!

今回初めての国際大会に出場し、各国の選手たちの試合を実際に見て、大変勉強になりました。
まず、自分が感じたことは、国際試合のレベルの高さでした、具体的には国内の試合と比べ、技のスピード、タイミング、バランス力、相手へのプレッシャーの掛け方などが圧倒的に国内で見る試合より上回っているように感じました。
自分自身が空気に呑まれ、試合直前まで震えが止まらなかったのは鮮明に覚えています。
これは、自分に準備が足らなかったせいだと今でも思います。
このアジア大会での反省点を活かして国内の試合でさらに活躍し、また国際試合への切符を自ら取りにいきたいと強く思います。

李 詩 虹(LEE SHI HONG) 竹内 純(TAKEUCHI JUN)
埼玉大宮道場 東京荒川道場
1段 2段
・個人女子 マッソギ-51kg   第3位
・個人女子 トゥル1段 1回戦
・個人男子 マッソギ-57kg 1回戦
・団体男子 トゥル 第3位
・団体男子 マッソギ 第3位

今回初めて国際大会に参加してみて、自分が知っている世界観がとても狭いものだと痛感しました。
また周りの国の練習風景一つ見ても学ぶ事がとても多く、何もかもが新鮮に思えました。大会が始まってみると、どこのコートで試合が行われていてもレベルが高くこの場で試合ができる事に対して誇りを感じました。
しかし緊張のあまり体が思うように動かず、とても悔しい思いをしました。

今回のアジア大会を通じて試合が終わったからこれで終わりというのではなく、これからの練習や試合に向けての大きな課題と踏まえ、これから前へ前へ進んで行こうと思います。
また大会までの間、多くの人に支えられ応援してもらい感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
これからも頑張って行きます。

今回アジア大会に行くに当たり私が心に思っていた事は何がなんでも勝つ!!でした。
しかし、実際試合をしてみると勝つという気持ちが足りなかったのか負けてしまい、大変悔しい思いをしました。
試合には負けましたが、学んだ事は多く、自分の技やスピードは他の国の選手に負けてないと自信がついたので、今後国際試合に出場するチャンスがあれば、今回の大会で課題点だと感じたメンタル面を強化して試合に臨みたいと思いました。

光岡 麻希(MITSUOKA MAKI)  韓 鈴 蘭(HAN YEONG RAN)
東京中野道場 トレーナー
1段
・個人女子 マッソギ-63kg   第3位
・個人女子 トゥル1段 1回戦

今回のアジア大会は、私にとって初めての国際大会で、私にとって非常に有意義で刺激となる経験が出来ました。
まず、海外選手のレベルが非常に高いことを体感しました。トゥルでは、遠くで観戦していても伝わってくる一つ一つの動作の力強さとキレ、マッソギにおいては、技の豊富なバリエーションとスタミナの強さが印象的でした。

また、個人的には、苦手意識のあったマッソギで、海外の選手に1勝し3位に入賞できたことが自信に繋がりました。
セコンドに入って頂いた黄秀一師範をはじめ、サポートくださった韓鈴蘭さんや、普段から一緒に練習してくれる方々の協力があっての
1勝です。本当にありがとうございました。
今回の大会で経験したことを練習や試合で活かし、次の目標に向かって頑張っていきたいと思います。

今回アジア大会へトレーナーとして帯同させていただいた事、心から感謝お礼申し上げます。
海外遠征に帯同する度、本当に沢山の経験をできて、トレーナーとしてだけでなく、人としても視野が広がり・世界観が変わったりと、私自身の成長に繋がってると思います。
選手達がそれぞれの想いを胸に、練習に励み、慣れない環境でコンディションを整え、大会で戦いぬいて、勝った人も負けた人も結果だけではなく、自分と向き合う姿は本当にステキで、そんな貴重な時間を共に過ごせた事すごく嬉しく思ってます。
至らない点も沢山あったかと思いますが、またチームの一員として一緒に遠征帯同できたら幸いです。
この期間、師範の先生方や選手達の暖かい言葉に沢山チカラをもらいました。
ありがとうございました。
今後も選手達の活躍を期待してます!!


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