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 第6回アジアテコンドー選手権大会 選手団感想 (後編) 
第6回アジア大会を終えて、無事帰国した、日本・高麗選手団。
じつに多くの経験を得て帰ってきた代表選手団たち。
ここでは、選手・役員たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています

 

田中 彰(TANAKA AKIRA) 姜 昇 利(KANG SUNG RI)
東京中野道場 東京興野道場
3段 3段
・団体男子 トゥル 第3位
・団体男子 マッソギ 第3位
・個人男子 トゥル3段 1回戦
・個人男子 マッソギ-64kg 
ベスト8
・個人男子 トゥル3段 準優勝
・個人男子 マッソギ-71kg 
1回戦

今大会に向けてかなり準備をしてきました。マッソギ初戦ではタジキスタンに勝つことができましたが、2戦目では前回と同じカザフスタンに2−1で敗れてしまいました。
前回と違い、後半相手にプレッシャーを与えスタミナを奪うことができましたが、勝ち切れなかったことが悔やまれます。何が足りないかは理解できました。
団体戦では執念を燃やし、個人優勝のロシア選手に何とか勝つことができました。
自分にとっては大きな1勝です。私が思うに、層が厚い階級ではベスト4〜8の選手たちにそれほど実力差はありません。
逆に言えばそれくらいの実力者は世界にいくらでもいます。
全体的にレベルが上がっていて正直日本は少し置いていかれています。
今回ここまで準備していなかったらその土俵にすら上がれなかったでしょう。
良い試合では不十分で、相手に脅威を感じさせるくらいでなければ決して勝ちあがれません。

今大会もキャプテンとして任命されましたが、リーダータイプでもない私ができる役割を考えたとき、練習段階から仲間に強い精神力と覚悟を示すことだと思いました。
共に世界で闘っていける強いチームを作りたい一心でメンバーを鼓舞しました。
短期間ながら良いチームに成長し、各々がよくがんばったと思います。

国際大会に出るには準備段階から大変ですが、家族、監督コーチ、トレーナーの方々の支えには本当に感謝しています。
世界で頭一つ出るために、自分の殻を破れるように、これから全力で準備していきたいと思います。

今回のアジア選手権ではアジア諸国のレベルが急速に高まっているのを感じ、優勝を目指して意気揚揚と海を渡ったのですが、まだまだ甘かったと悔しい思いをたくさんしてきました。
とにかく「悔しかった」の一言に尽きます。
しかし、それだけの思いを抱くのはそれだけの準備や練習や気持ちをもって大会に臨んだからこそだと思っています。
沢山の努力をした分、勝てなかった時は沢山の悔しさを感じるものでしょう。
そしてその沢山の悔しさは次に大きく伸びるための起爆剤になります。
それに今回海外の進化してるレベルを直に見て肌で感じられただけでも大きな収穫です。
必ず来年の全日本、世界選手権に向けて自分も進化してみせます。
結果は出せませんでしたが、今回アジア選手権に出場したことによって、今の自分の気持ちとこれからの自分の成長に大きく繋がりますので、今回アジア選手権に臨んでとても良かったです。
最後に、大会出場するにあたって沢山のご指導、ご協力、応援をいただいた師範方や道場の稽古生、その関係者、そして共に戦った日本選手団の皆さん、ありがとうございました!

四十崎 菜保子(AISAKI NAOKO) 姜 昇 烈(KANG SUNG RYEOL)
東京中野道場 朝鮮大学
2段 2段
・個人女子 トゥル2段 1回戦
・個人女子 マッソギ-57kg 1回戦
・個人男子 トゥル2段 1回戦
・個人男子 マッソギ-64kg 1回戦

今大会は、出発までの練習が思うように積めず、心身ともに苦しい思いをしてきました。しかしその分、現地では「もう ここまで来たら、今ある力を出し切りさえすればいい」と考えられ、体調も精神面も万全で試合に臨むことができました。
大会結果としては成果をあげられませんでしたが、得たものは大きく、とても晴れ晴れとした気持ちで帰ることができました。
体感した技術の差や課題は、自分の中で消化し糧とするとともに、少しでも多くの仲間に伝えていきたいです。

技術以外の点では、限られた時間でいかに練習を重ねていくかが依然として大きな課題です。
具体策は現在も模索中ですが、確かなことは、
1年後の世界大会の勝負はもう始まっているということ、その意識を持続させ行動していかなければならないということです。
まだまだ、妥協せずに挑戦し続けたい
そんな強い思いを抱けたことが、私がタジキスタンで得た大きな宝物であり、支えてくださる人に恵まれている証であるともいえます。

この間ご指導、サポート、応援をしてくれた師範ほかいろんな方達、本当にありがとうございました。
このすべての期間において自分のいろんな面での弱さ、未熟さを感じたのが1番大きかったです。
代表として自分が背負ってるものの重さを感じれなかった事や、周りの人達の期待に答えられなかった義理の心の弱さなど心の面での弱さ。
いままでジュニアで通じてきたスピード、パワー、体幹の弱さなど、体力面での弱さなどこの様な自分の弱さをたくさん実感できました。
今自分ができる事はここに留まる事なく前に進むことだとおもいます。
自分が所属する朝大テコンドー部のみんなの切磋琢磨しあって、今度こそは結果を出す事を決意表明します。
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