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世界ジュニア&ベテラン大会特別企画C

日本選手団 感想 (ジュニア編)
大会を終えて、無事帰国した、日本選手団。
じつに多くの経験を得て帰ってきた代表選手団たち。
ここでは、選手たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています











ジュニア選手団
名前 垣屋 龍宏(KAKIYA TATSUHIRO 石田 凌大(ISHIDA RYOTA) 
所属 東京綾瀬 埼玉大宮
出場種目 ・個人男子 マッソギ -57s級 1回戦
・男子 団体戦 ベスト8
・個人男子 マッソギ -69s級 2回戦
・個人男子 トゥル 1段の部 ベスト8
・男子 団体戦 ベスト8

初めて出場した第23回全日本選手権大会は、ジュニアの部で出ることができました。

そして優勝した後、世界ジュニア大会に出場できるかもしれないと電話を頂いた時には、まさか18歳の自分が出られるわけがないと思っていました。それでも、少しのチャンスを期待し、最初の府中道場の練習会に参加しました。その数日後に師範から出場内定の報告を聞き、夢にみていた世界ジュニア大会に参加できることになりすごく嬉しかったです。

内定後の練習会で他の出場メンバーとの5人1組の団体トゥルを組むことを聞かされました。まず組んで集まったメンバー5人ともが見事に違う道場であったこと、そしてキャプテンは最年長の自分が任されたことに少し不安を感じました。

最初は、先生たちの指導のもと5人の形を合わせることから始めました。段々揃ってくると今度は顔の向きや呼吸を揃えました。これを毎週日曜日の練習会でやっていました。しかし、このペースでは、私自身も感じていましたが、世界大会に間に合わないと言われました。そこで、私は他のメンバー4人を集め、自分の道場を空けさせてもらい自分たちで自主練習をすることに決めました。

その自主練習をするようになってから、チームという意識をもってもらえることが出来たのだと思います。ああでもない、こうでもないと、自分たちでバリエーションや形を考えているうちに段々と結束力が深まってきていると感じ始めることができました。府中道場での練習や、エストニアに着いてからの朝練時には、声が出ていない、元気がないなど思われていましたが、実はこの自主練習の時に皆がお腹の底から声を張り上げて練習をしていました。そのことから、試合が始まっても自主練習のときのようにやればできると確信していました。

世界大会当日のウォーミングアップ時にメンバーと合わせたときに、結構調子がよく、これなら優勝も狙えるのでは?と感じました。

試合が始まり競技をする場所は、大会で1番景色の良いリングNo1でした。

コートに入場し挨拶をすると、何故か仲間を近くに感じました。行進するときも信じることができたため、トゥルの最中もコートから見える景色や一体感が今までで番でした。

2回戦で負けてしまいましたが、34ヶ月でここまでまとまり、最高のパフォーマンスができたことは、この大会に参加した意味があり、本当に良かったと思います。

そしてキャプテンとしてチームをまとめられたことも自信となり、今後に役立つ経験ができたことも良かったです。

世界大会に向けご指導をしてくださった先生方や、自分についてきてくれた仲間たちに本当に感謝しています。ありがとうございました。

今回初めて参加した世界ジュニア大会では、出場した3種目すべてがベスト8で終わってしまい、とても悔しい思いをしました。もっと練習を頑張っていたら、メダルをとれていたのではないかと思うと、もう一度世界大会に挑戦したいという気持ちになります。

世界のトゥルは、日本に比べ、技のキレをとても重要視しているのではないかと思いました。

優勝していた朝鮮の選手たちのトゥルを見ると、やはり技のキレが凄かったです。

マッソギでは世界のテクニックに驚きました。360度回転蹴りの出し方が、僕たちとはまったく違いました。

何回も集まって練習してきた団体トゥルでメダルがとれなかったのもとても悔しかったです。でもまたこのメンバーで集まって練習し、日本の大会に出て優勝したいと思いがあります。

最後に、今回の大会で学んだ多くのことを今後の自分に活かせるように日々精進したいと思っています。



名前 ゙ 洙聖(CHO SUSUNG)  平間 陽太(HIRAMA YOTA)
所属 東京池袋 神奈川茅ヶ崎
出場種目 ・個人男子 マッソギ -63s級 1回戦
・男子 団体戦 ベスト8
・男子 団体戦 ベスト8

僕は世界ジュニア大会に行ったことでたくさんのことを経験することができました。

自分の練習量の少なさ、チームワーク、友情、技術、世界の厳しさ、外国人選手のテクニック、外国人選手の身体の強さ、価値観。

まず、大会強化練習に参加する過程で自分の弱点をたくさん見つけられました。全てではありませんが、その弱点をまず埋めることから始めました。

出稽古に行って練習量を増やし、走り込みをし、トゥルの練習を毎日しました。

そして、団体トゥルの練習もたくさんして、最後には本当に良いチームワークを発揮し、今までで一番良い団体トゥルができたのではないかと思います。

団体トゥルの試合では、2回戦で負けてしまいましたが、これからもみんなで切磋琢磨していこうと思います。

個人マッソギでは、相手の巧さの前に、今まで練習してきたことを発揮できず、1回戦で敗退してしまいました。本当に悔しかったですが、たくさんの課題を見つけられたことが収穫だったと思います。

それでも僕には2年後の世界ジュニア大会に出場できるチャンスがあります。この2年間、悔いが残らないように、練習を怠らずに頑張っていこうと思っています。

今回の世界ジュニア大会遠征では、本当に多くの貴重な経験ができました。それは自分一人の頑張りだけでは不可能であり、たくさんの人たちの応援があったからこそだと思います。

黄秀一師範、田中彰コーチ、黄大勇師範、朴ソンファ師範、道場生のみなさん、日本チームのみなさん、友達、そして家族。皆さんに心の底から感謝しています。
ありがとうございました。

初めて出場する海外での試合だったので、凄く緊張していましたが、自分たちの試合の時は、胸をはって堂々と競技が出来たと思っています。

海外の選手はとても強く、運動能力も桁違いに高かったです。パンチの技術が高かったり、物凄く攻めていったと思ったら、すぐ後に強烈なカウンターを入れていたり……。強い選手は、攻撃と防御と反撃のバランスがとてもよくとれていたと思います。

スペシャルテクニックでは、観覧席の一番下の方とはいえ、すぐ目の前に蹴る目標があるくらい高く、実際自分が降りて見に行っらも、目標がはるか上にあって、とても自分が蹴れる気がしませんでした。
今回の世界ジュニア大会は、団体戦だけの出場だった僕でも、とても貴重な体験をする事が出来ました。

世界大会に出場させてもらった家族や先生の方々、ありがとうございました。

これからはパンチや駆け引きなどをもっと練習して、二年後、今度は個人の競技で世界に挑戦したいと思います。

   
名前 柴 十紀子(SHIBA TOKIKO) 宮内 亜実(MIYAUCHI AMI)
所属 東京府中 東京府中
出場種目 ・個人女子 トゥル 1段の部 第3位
・個人女子 マッソギ -46s級 1回戦
 

私にとって幻みたいな一週間でした。
大会に出て他の国の選手を見て、自分に足りない点と、逆に今までやってきたことは正しかったのだと自信を持てた点を見つけることが出来ました。

海外の選手は確かに脚の長さや体の大きさが私とは全然違ったけれど、なによりも力強いトゥルをしている選手が多く、私が準決勝で負けた朝鮮の選手はもちろん、1回戦2回戦3回戦で戦った選手達にも、私は力強さという点で負けていたかもしれないな、と感じました。日頃からの体づくりや体力づくりを怠ってはいけないと改めて思いました。また、体が小さい分もっと大きく迫力のあるトゥルが出来るように練習しようと思います。

私は出場することが出来なかったけれど、マッソギは信じられないほどの迫力でした。
ジュニアとは思えないパワーやスピード、技術で学ぶことがたくさんありました。男子の試合かと思っていたら、女子の軽いクラスの試合だったということがよくありました。

それくらい女子のマッソギにもスピードや威力があり、私があの中に入って試合をしたらどうなってしまうのだろう……と少し怖くなってしまいました。でも、そのマッソギから学ぶことはたくさんあり、ステップの仕方、自分から仕掛けるときのタイミング、ティミョトラの蹴り方など、盗めるものは盗もう!と思い、たくさんの試合を見ました。今あるこのイメージが消えないうちにマッソギの練習をたくさんしようと思います。また、マッソギでも海外の選手の体の強さを痛感したので、やっぱり筋トレを欠かさずしたいと思います。

今回目標としていたテコンドーのテクニックはもちろん人間としても成長できたのではないかなあと思います。
初めての海外で、初めての経験がたくさんあった中で、多くの選手と交流し友達になったり、本当に幻みたいな一週間でした。

テコンドーを始めて(多分)9年以上経ちますが、本当に本当に、テコンドーをやっていて良かった!と心の底から感じました。
この感動が冷めないうちにもっとたくさん練習して、もっともっと綺麗で強いテコンドーをしたいと思っています。
応援してくれた道場の方やお世話になった方々に心の底から感謝しています! ありがとうございます!

最後に、エストニアはとても綺麗で、美人ばかりの良い国だったのでまた行きたいと思いました。
また、他の国の選手と話をするときに、自分の英語力が無いせいで上手く話すことが出来なかったり、自分から話しかけることをためらったりすることがあったので、次の世界大会を目指して英語の勉強もきちんとしたいと思いました。
多くの刺激を受けたので、これからはテコンドーはもちろん普段の生活含め、何事も一生懸命頑張りたいと思います。

二度目となった世界ジュニア大会は、私にとって凄く勉強になった大会でした。

二年前に初出場した世界大会では、緊張の連続で、悔しい気持ちだけで終わってしまいましたが、今回は楽しさと練習で目標にしていたことができた達成感を味わえました。

前回よりも良い体験ができたと思っています。

また、ベテランの皆さんの活躍している姿を見て、私も頑張らないといけないと、とても励まされました。

この間、自分では成長できたと思っていますが、このくらいじゃベテランの皆さんには全然追いつけないと思います。

そのためにも、もっと練習を頑張り、もっと成長したいです。

今回でジュニアは最後ですが、これからはシニア、ベテランを目指し、努力していきたいと思っています。

支えてくれた先生、JAPANチーム、お母さんたち、そして応援してくれた皆さん、ありがとうございました!




名前  
所属 渡邉 翔(WATANABE KAKERU)
段位 茨城土浦
出場種目 ・個人男子 マッソギ -51s級 ベスト8
・男子 団体戦 ベスト8

初の世界大会。それは、とても貴重な一週間でした。

6月から強化練習が始まり、初めの方は何をしてよいか分からず、監督、コーチの先でした生方々に怒られてばかりでした。

練習も回数を重ねていくうち団体メンバーとも仲良くなり、8月位から練習へ行くのがとても楽しみになりました。

そして出発。楽しみから緊張に変わり、いよいよ本番。「この大会、全力を出しきらないと来た意味がない」と強い思いで試合に臨みました。

結果は、団体トウルベスト8、個人マッソギベスト8という悔しい結果でしたが、全力でやりきることができたことに満足しています。

世界大会強化練習では、あきらめないこと、全力を出しきること、声を大きく出すことを学びました。

これからの練習では、「試合のイメージ」をした練習をしていきたいと思いました。

最後に、監督、コーチ、師範、チームJAPANのメンバー、道場の仲間たち、そして家族のおかげで全力で戦えました。

本当にありがとうございました。

そして、これからもよろしくお願いします。