今回、初めてJAPANのキャプテンとして第18回ブルガリアの世界大会に出場させていただきました。
キャプテンとして大したことは出来なかったですが、少しでも練習が良い雰囲気で、また国際大会が初めてであったり若いメンバーを少しでも引っ張っていければと思って練習してきました。
今回は個人マッソギには出場出来なかったですが、団体戦、個人トゥル 4段に出場し、たくさんの技術と経験を得ることが出来ました。
個人のトゥルでは初めて4段で世界大会に出場しましたが、感じた事は、まだ4段のトゥルをやりきれてないと未熟であることを感じました。
もっと一つ一つの動作や意味を知り、バランス、正確性、力強さのメリハリと、もっと自分の体にしみつけていかなくてはいけないと思いました。
また、マッソギに関してはトゥルもそうだったのですが、近年どこの国もレベルが上がっている事を感じました。
やはり強い選手、うまい選手は試合を見ていても冷静で、たくさんミットを蹴ってきただろう、たくさんマッソギをこなしてきたのだろうとスタミナ、運動量と凄く練習量を感じられました。
またマッソギに関しては日本とルールが異なり、各ラウンド毎にティミヨトラヨプチャギ等の飛んで回し蹴りによる攻撃を行わなくては減点対象になってしまったり、試合中に現時点でどちらが優勢であるのか、コートの電工掲示板により目で見て分かる事など、選手がもっとルールをしっかり把握し、知ることが大事で、それによって試合の組み立て方、戦略を考えていかなくてはいけないと思いました。
なにせ、飛んで回し蹴りを出さないと減点になるというルールでは各ラウンドで一回以上、さらにしっかりと相手に狙って当てに行くような蹴りではないと認められず、認められなかった場合、蹴りを行えなかった場合、減点2。2ラウンド行えなければ減点4と、試合の勝敗をわけてしまい、慣れていない選手にはとても難しく思えました。
もちろんこういったルール以前に今の自分のマッソギでは勝てない、レベルを上げていかなくてはダメだと感じました。
団体のトゥルではいつもメダルをとっているタジキスタンやチェコ等の強豪の国に勝つことができ、銀メダルをとることが出来ました。優勝は出来なかったですが、頑張ってきたメンバーで、結果が残せた事、たくさん試合が出来た事がとても嬉しかったです。
決して多い時間があった訳ではなく、少ない期間の中、メンバーみんなが強化練習または少しでも集まれる時間を見つけて集中し、トゥルを数こなし、たくさんの動画をとり、その中で各自がどうしたらよりよくなるのか考え、話し合い行動することが出来ました。
そういった練習の中で団体のメンバーの結束力がとても強くなったと思います。
また団体マッソギではタジキスタン相手に勝つことは出来なかったですが、メンバーみんなが一団となり、強い気持ちで試合に望むことができとてもいい試合が出来たと思います。
今回の世界大会、このメンバーで団体が組めて出場できた事を本当に嬉しく思いました。
この世界大会に出場した日本選手団みんながとても貴重な経験をし、自分の財産になったと思います。
自分も含めこういったメンバーが世界大会で経験したこと技術などを、たくさんの人に伝え、活躍してもらい、日本のテコンドーを今以上に盛りあげられればと思います。
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今回、初めてシニアの世界大会に参加しました。(誕生日がギリギリだったのでラッキーでした)
去年はジュニアの世界大会に出場しましたが、どれもベスト8でメダルには届かず…
今年は去年のリベンジも含めて、絶対メダルを取りたいと思っていました。
今回は団体戦のみの出場でしたが、
少年部のときからお世話になっている、船水師範や田中副師範と団体戦のチームを組むことができてとても光栄に思いました。
それと同時に足を引っ張らないか、とても不安になりました。
『日本代表』と『先生方とチームを組んでいる』というプレッシャーでトゥルを間違えるんじゃないかとも思いました。
しかしコートに立つと、すぐ目の前に船水師範がいることがとても心強くて、全くと言っていいほど緊張しませんでした。
決勝戦まで勝ち上がると、真ん中のコートだけで試合を行い、しかも上にある大きなモニターに映し出されるので、注目の的でした。
ここまで来ると、周りが見え、応援の声が聞こえるようになり、気持ちに余裕ができていて、自分たちにできる最高のパフォーマンスができたと思います。
(多分あの時、今まで生きてきた18年間で1番輝いていたと思います。)
世界大会から帰ってきてから師範には
『次に世界大会に選ばれるかはわからないから、しっかり練習しときなさい』と言われて、そのとおりだと思いました。
今回の結果に満足せず、僕も早く世界大会常連メンバーになれるように頑張ります!
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