日本国際テコンドー協会(ITF)公式ホームページ INTERNATIONAL TAEKWON-DO FEDERATION JAPAN International Taekwondo Federation
ホーム テコンドーとは 道場/リンク 日本国際テコンドー協会 グッズ 年間予定 全国師範・副師範 お問合せ
 ホーム > 大会情報 > 国内大会結果 > 各大会結果

 第18回世界大会 特別企画F 

 
第18回世界テコンドー選手権大会 選手団 感想A
自信と課題。じつに多くの収穫を得て帰ってきた選手団たち。 
選手たちの目は、すでに二年後へ向かっています。
ここでは、選手たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています。

   
船水 健二(FUNAMIZU KENJI)     石田 凌大(ISHIDA RYOTA) 
 今回、初めてJAPANのキャプテンとして第18回ブルガリアの世界大会に出場させていただきました。 

キャプテンとして大したことは出来なかったですが、少しでも練習が良い雰囲気で、また国際大会が初めてであったり若いメンバーを少しでも引っ張っていければと思って練習してきました。 

今回は個人マッソギには出場出来なかったですが、団体戦、個人トゥル 4段に出場し、たくさんの技術と経験を得ることが出来ました。 

個人のトゥルでは初めて4段で世界大会に出場しましたが、感じた事は、まだ4段のトゥルをやりきれてないと未熟であることを感じました。 

もっと一つ一つの動作や意味を知り、バランス、正確性、力強さのメリハリと、もっと自分の体にしみつけていかなくてはいけないと思いました。 

また、マッソギに関してはトゥルもそうだったのですが、近年どこの国もレベルが上がっている事を感じました。 

やはり強い選手、うまい選手は試合を見ていても冷静で、たくさんミットを蹴ってきただろう、たくさんマッソギをこなしてきたのだろうとスタミナ、運動量と凄く練習量を感じられました。 

またマッソギに関しては日本とルールが異なり、各ラウンド毎にティミヨトラヨプチャギ等の飛んで回し蹴りによる攻撃を行わなくては減点対象になってしまったり、試合中に現時点でどちらが優勢であるのか、コートの電工掲示板により目で見て分かる事など、選手がもっとルールをしっかり把握し、知ることが大事で、それによって試合の組み立て方、戦略を考えていかなくてはいけないと思いました。 

なにせ、飛んで回し蹴りを出さないと減点になるというルールでは各ラウンドで一回以上、さらにしっかりと相手に狙って当てに行くような蹴りではないと認められず、認められなかった場合、蹴りを行えなかった場合、減点22ラウンド行えなければ減点4と、試合の勝敗をわけてしまい、慣れていない選手にはとても難しく思えました。

もちろんこういったルール以前に今の自分のマッソギでは勝てない、レベルを上げていかなくてはダメだと感じました。 

団体のトゥルではいつもメダルをとっているタジキスタンやチェコ等の強豪の国に勝つことができ、銀メダルをとることが出来ました。優勝は出来なかったですが、頑張ってきたメンバーで、結果が残せた事、たくさん試合が出来た事がとても嬉しかったです。

決して多い時間があった訳ではなく、少ない期間の中、メンバーみんなが強化練習または少しでも集まれる時間を見つけて集中し、トゥルを数こなし、たくさんの動画をとり、その中で各自がどうしたらよりよくなるのか考え、話し合い行動することが出来ました。 

そういった練習の中で団体のメンバーの結束力がとても強くなったと思います。 

また団体マッソギではタジキスタン相手に勝つことは出来なかったですが、メンバーみんなが一団となり、強い気持ちで試合に望むことができとてもいい試合が出来たと思います

今回の世界大会、このメンバーで団体が組めて出場できた事を本当に嬉しく思いました。 

この世界大会に出場した日本選手団みんながとても貴重な経験をし、自分の財産になったと思います。 

自分も含めこういったメンバーが世界大会で経験したこと技術などを、たくさんの人に伝え、活躍してもらい、日本のテコンドーを今以上に盛りあげられればと思います。

 

今回、初めてシニアの世界大会に参加しました。(誕生日がギリギリだったのでラッキーでした)

去年はジュニアの世界大会に出場しましたが、どれもベスト8でメダルには届かず…

今年は去年のリベンジも含めて、絶対メダルを取りたいと思っていました。 

今回は団体戦のみの出場でしたが、

少年部のときからお世話になっている、船水師範や田中副師範と団体戦のチームを組むことができてとても光栄に思いました。

それと同時に足を引っ張らないか、とても不安になりました。

『日本代表』と『先生方とチームを組んでいる』というプレッシャーでトゥルを間違えるんじゃないかとも思いました。

しかしコートに立つと、すぐ目の前に船水師範がいることがとても心強くて、全くと言っていいほど緊張しませんでした。

決勝戦まで勝ち上がると、真ん中のコートだけで試合を行い、しかも上にある大きなモニターに映し出されるので、注目の的でした。

ここまで来ると、周りが見え、応援の声が聞こえるようになり、気持ちに余裕ができていて、自分たちにできる最高のパフォーマンスができたと思います。

(多分あの時、今まで生きてきた18年間で1番輝いていたと思います。) 

世界大会から帰ってきてから師範には

『次に世界大会に選ばれるかはわからないから、しっかり練習しときなさい』と言われて、そのとおりだと思いました。

今回の結果に満足せず、僕も早く世界大会常連メンバーになれるように頑張ります!

     
 蘇 秉 秀(SO BYUNGSOO)     鳥潟 佑馬(TORIGATA YUMA) 
 今回出場が7回目となる世界選手権でしたが、またもや結果を出す事が出来ませんでした。
力及ばず悔しい思いと情けないという思いですが、次の世界選手権につなげる為のステップだと捉えてまた練習を重ねて行きたいと思います。

技術的な部分で足りない所や、より自信が深まった所がそれぞれ明確にわかったのも大きな収穫でした。

最後まで自分の可能性を信じてまた二年後、最高のコンディションを作って挑戦したいと思います。

最後に、監督、コーチを始め、今大会の関係者の方々、色々とお世話になりました。ありがとうございました。
今回の初世界大会を参加させていただき本当に良い経験になりました。

特に内弟子時代の先生方と同じ選手として参加できた事が本当に楽しくも勉強になりました。 

私事ですが、大会を迎える前からモチベーションの維持、怪我や体調管理なども含めて大会の難しさも痛感しました。 

結果を残せなかったコトも悔しいですが、自身のレベルが遥かに足らなかったという思いでいっぱいです。

このまま何となく普通に練習をしていても絶対に到達できない領域だと思います。

考え方を改め一つ一つ自身の課題をクリアしつつ、更に勝つための独自の研究をしなくてはシニアの世界大会では通用しないのではないかと

もっと探究心を養い頑張っていきたいです。 

最後に一緒に出場した選手の皆さんとの旅は本当に楽しかったです。

これからもよろしくお願い致します。

李 詩 虹(LEE SHI HONG)      柴田 彰(SHIBATA AKIRA)

 今回初めて世界大会に参加させていただきました。前回のアジア大会に続いて国際大会に出場しました。結果としてはメダルには及びませんでしたが、試合の中身は自分なりに充実していました。

前回のアジア大会では気持ちで負けて、自分の本当の力を出せずに終わってしまいました。本当に悔しい思いをしたので、まずは気持ちで負けないと出発する前から心かけてました。

トゥルに関しては、日頃から言われていたバランスの面が仇になり、三回戦目でブルガリアに勝つことができませんでした。たくさん練習してきたつもりでもやはり詰めが甘く、もっとやっていれば…という悔いがすごく残りました。

マッソギに関しては、カナダ相手に自分のプレースタイルで試合を貫き通して勝つことができました。しかし次の準々決勝では完全に自分の苦手なところを突かれ負けました。
自分で苦手と知りながらも避けてきた事が見事に試合に出てしまい、うまく試合を運べませんでした。

今回の世界大会で悔しい思いを通し、自分自身に対する課題をたくさん見つけることができました。しかし自分の中でも周りから見ても前のアジア大会より気持ちの面でも技術の面でも上達してると感じました。
国際大会前の強化練習ももちろん大切ですが、やはり日頃道場でコツコツ練習を積み重ねていくことが一番大切だとより強く感じました。自分のウィークポイントを少しずつ克服して、着実にステップアップしていこうと思います。

たくさんの応援をしていただいたので、これからもちゃんとその期待に沿うように練習を積み重ねて大会で優秀な成績を取るよう精進していきたいです。

本当にありがとうございました。

今回の世界大会は今までの中で一番辛い大会でした。結果もそうですが、練習時から色々な挫折を味わいました。また、自分の中である大きな覚悟を持って臨んだ大会でもありました。結果はマッソギがベスト16、トゥルがベスト8でした。手ぶら帰国が非常に悔しいです。

マッソギは全日本大会前から練習してきた事がバッチリだせた反面、今まで得意としてきたことが出せなかった部分もありました。精神的には恐怖心だとか焦りなどは全く良い状態で臨めたのですが、スピード、フィジカルを磨かないとまだ海外選手には勝てないと思います。なんとか勝てることはあっても途中で負けていました。恐らくメダルを獲るための練習量としては今の24倍は最低限必要だと推測します。質やテクニックよりも今足りないのは量だと思います。国内では勝てても今のままの私では海外では勝てません。根本的な改革が必要です。他にも色々思うことはありますが、とにかく前を向いて練習するしかないのでまた頑張ります。

トゥルは準々決勝で3-2で負けてメダルを逃しました。アジア大会でも旗一本の差で優勝を逃しましたので、旗一本の重みを今回も感じました。色々な要素が重なって不利な環境下ではありましたが、後でビデオを見る限り確かに微妙な差で負けた試合だったと認識しています。こちらもマッソギ同様自分の中での修正点ははっきりしているのでこれから練習し直します。 

本大会にあたり、サポートや応援をして下さった皆さんには感謝をしていると共に申し訳なさも一杯ですが、この場を借りてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

金 寛 烈(KIM KWANG RYEOL)    阿部 晋(ABE SUSUMU) 

今回の世界大会は、練習環境の変化や膝の手術を乗り越え8年ぶり、2回目の出場となりました。

一度は諦めかけた夢が叶ったことへの喜びを感じると共に、応援、サポートしてくださった周囲の方々に対し厚く御礼申し上げます。

また、Jr時代から一緒に練習してきたKTFJのメンバー達、自分が立ち上げた首都大テコンドー部の後輩達と大会に出場できたことも大変嬉しく思います。 

結果は準々決勝敗退でした。

準々決勝は優勝したカザフスタンの選手でした。実力者対し、自分の力を出し切れていれば納得できたかもしれませんが、あと一歩出し切れず、「あの時こうしていれば」等、大変悔いが残る結果となりました。 

日本の選手達のトゥルは世界的に見てもレベルは高く、目指す姿や練習方法に間違いはないと感じました。自分のトゥルを少しでも理想の姿に近づけられるよう日々の練習に取り組み、2年後に必ずリベンジします。 

最後に、大会準備期間からご指導頂いた監督、コーチはじめスタッフの方々本当にありがとうございました。

そして、これからもよろしくお願いします。

まずは、今回の世界大会に参加するに当たり協力いただいた師範、チームメンバーの仲間、チームスタッフ、応援してくださった皆様にお礼を申し上げます。

今回初めての世界大会でしたがいろいろと勉強になりました。海外の選手はフィジカルが強くあたりも強かったですがそれ以上に、間合いの取り方やステップワーク、技の引き出し方がとてもうまいと思いました。

同じ蹴りを出すにも少し出し方を変えたり、攻めるときは攻めると躊躇しない姿勢などやはり強さを感じました。

ただ圧倒的に強いというよりも練習を積み、自分の中での課題をこなし努力をすればメダルは取れると思います。

今回の大会の経験を生かし、さらに強くなってどんどん高みを目指して頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。

 

 
黄 大 勇(HWANG TAEYONG)    網本 規久(AMIMOTO NORIHISA)

今回シニア世界大会三度目の出場になりました。自分なりに準備はしてきましたが、まだまだ足りませんでした。

海外の選手と比べ、足腰の強さ、スタミナが劣っており練習量に差があるなと感じました。

足腰、スタミナそういったところは自分自身でいくらでも伸ばせるところなのでこれから頑張っていきたいと思いました。

海外の選手は難しい技もポンポン出してきます。それは基礎がしっかりしてるからだと思いました。
日本でも基礎練習が重要視され、練習しています。
ただまだまだ練習量が足りませんでした。
基礎練習、足腰をもっと鍛錬していけば、技も増えると思うし、もっといい試合が出来ると感じました。
課題は正直多いですが、諦めずにこれからも頑張ります。

今回はじめて世界大会に参加しました。
地方からの参戦で、皆とはあまり面識がなく、最初は色々な不安もありました。
でも皆優しくて、とてもフレンドリーで、色々な話もできて凄く嬉しかったです!
マッソギの試合では、世界のレベルを肌で感じてとても勉強になりました!

負けてこそ感じることがありましたが、地方で応援してくれている仲間には申し訳なく感じ、師匠である舛岡師範には、とてもお世話になっていて、結果を出せずに、悔しい気持ちになりました。

やはり負けたままでは終われないので、必ず上位に入れるように、舛岡師範のもと、厳しく指導してもらい、リベンジしに行きます!
そして、またブルガリアに行ったメンバーで次の世界大会に行きたいです!

皆ありがとうございました。とても温かくて嬉しかったです。

     
  姜 昇 利(KANG SUNGRI)    
 今回の世界選手権に向け、あらゆる面で今までで最大の努力を費やしました。

その準備期間には、良いことでは無いとわかりつつも練習のために犠牲にしたものも多かったです。しかし、限られたチャンスである大舞台への挑戦、賭けれるもの全てを出しつくさねば世界のトップには食らいついていけないということはわかっていますし、練習すればするほど、研究すればするほど今までの自分の甘さを痛感しました。

そうして追い込んだ練習を続けた結果、「今、限られた時間の中でできることはやりつくした。あとはやるだけ。」という自信や覚悟、納得ができる状態にまで仕上げることができました。以前よりも1段階も2段階も成長できたと思います。

この過程がなければ、どこかで練習不足・準備不足から来る世界のトップ選手たちへの引け目や不安感が残り、すでにどこか気持ちで負けた状態で試合に臨むことになってしまっていたことでしょう。

そういう意味では、世界選手権に堂々とした気持ちで挑む準備・練習することができたことが今までの数回の世界挑戦の中で最も大きな収穫だったと思えます。

試合内容や結果に関しては、出し切れなかったものもあるので悔いはありますが、それ以上に自分に足りないものが多く見えたので、結果につながらなかったのは納得せざるをえません。

しかし自分を限界まで追い込んで追及してきたからこそ、世界との差をより具体的に感じれたのだと思います。

逆に考えると、世界のトップに近づいている確信を得れたとも思えます。

結果に繋がらなかったのはとても残念ですが、今回練習して作り上げた自分と、世界大会で得た経験やこれからの課題に確信を持って、次の挑戦へ向け確実に精進していきます。

 今回の世界選手権へ向けて、応援して下さった皆様、ご指導くださった師範方、志を共にして世界に挑んだ仲間達、とても力になりました。ありがとうございました。

   
 Copyright(C)2004 ITF-JAPAN All rights reserved.