この大会で勝つため、今までのテコンドー人生で1番研究し準備をしてきました。
その結果、心技体すべての面で世界の強豪と戦えるレベルになったと思います。
応援、協力していただいた方々には本当に感謝しています。
団体トゥルでは銀メダルを取ることができて本当に良かったです。
個々の能力も高く、船水キャプテンがしっかりまとめてくれました。
そして、今回だけでなく今まで団体を組んできたメンバーたちの力がJAPANにメダルをもたらしたのだと思います。
個人マッソギ、初戦のモンゴルは突きが速くて強い選手でしたが、ポイントを要所で奪い勝つことができました。
次の朝鮮に敗れましたが、最後まで冷静に強い気持ちで戦うことができ、少しは良い勝負ができたと思います。
その選手は圧倒的な身体能力と豊富な攻撃パターンで次々と強豪を下して優勝。これまで戦った中でも1番能力が高く、心身の強さを実感しました。
世界に近付いてきた自負はありますが、技のレベル、戦術、ステップ、間合いとタイミングの見切り、そして自信、もう1段上にいかなくてはなりません。
試合後は、家族、師範はじめ協力いただいた方々のこと、何度やってもメダルまで届かない悔しさで、思わず込み上げるものがありました。
それでも自分は改めて、世界大会優勝を目標に掲げます。必ずまたこの舞台に立って世界の強豪に勝ちたいです。
強豪国は強化練習を毎日、1年中やっています。
朝鮮や旧ソ連圏に限らず、戦ったモンゴルや開催国ブルガリアなど数多の強豪国が本気でトップを狙って準備をしてきています。
能力も気持ちも日本チームとはスタートから違うのが現状で、普通にやっていたら差は開く一方です。
やるべきことは分かっています。ここへきてマッソギが、テコンドーがよく分かってきました。それを体現し、日本のレベルをあげていくことも代表選手の役目。
なんと言われようと、本気でトップを目指してあと2年がんばるだけです。
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