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 第18回世界大会 特別企画F 

 
第18回世界テコンドー選手権大会 選手団 感想@
自信と課題。じつに多くの収穫を得て帰ってきた選手団たち。 
選手たちの目は、すでに二年後へ向かっています。
ここでは、選手たちが感じたこと、そして新たな決意が綴られています。


     
 大島 寛子(OSHIMA HIROKO)   瀧澤 悟(TAKIZAWA SATORU)  
 今大会に参加するに当たり、職場や家族の理解と支え、周囲の沢山の応援を頂いたことに心より感謝申し上げます。 

国際大会は初めてですが、引け目は感じませんでした。田部先生の3年間に渡る指導を信じ、コートの上では体格差にも迷うことなく自分のトゥルをぶつけました。また、全日本の後3ヵ月間、ハヤシスポーツクラブ様のご配慮で練習と並行してトレーニングを続けたことも、本番の安定感に繋がりました。特にパーソナルの指導によって痛めた膝靭帯の補強でき、不安要素であった体力やパフォーマンスを向上できたと思います。

仕事の後に追い込まれにいくのは生半可な事ではなかったものの、「普通の人と同じ事をしても平均にしかなれない」との言葉を噛み締め毎日通った事が、結果的に心の準備になりました。

  一方で、実際海外選手を目の当たりにすると肉体的なハンデは明確で、それ以上に鍛え上げ方や自分の選手としての甘さや弱さを痛感しました。究極的には自分の甘さが決勝戦の旗を分けた形となり、悔やんでも悔やみきれないと言わざるを得ません。

 マッソギに関しては、すべてにおいて強さを感じました。如何なる体制でも転倒しない身体、打たれ負けない精神、そして技術レベルの高さ。何より明確に点をとってくるため、ゲームに強い。学ぶべき所を挙げればキリがありません。 

世界トップ選手たちの試合を肌で感じ、テコンドーに対する向き合い方や、目指す形が大きく変わりました。まずは見つけた課題や目標、そして今回噛み締めた悔しさを、次の全日本大会に活かします。 

最後に、今大会を通じてお世話になった監督、審判、コーチ、トレーナー、チームの皆様、本当にありがとうございました。次こそ世界で一番高い景色を見て、そこから嬉し泣きする田部先生を見つけたいです。

 

 まず初めに、今回世界大会のため強化練習で指導して頂いた黄秀一師範、朴ソンファ師範、また茅ヶ崎道場で指導して下さった田部勝巳師範に心からお礼申し上げます。

私は今回初めて世界大会に参加し、会場の空気や大会中の熱気、すべてが日本とは違う環境でとても貴重な経験をすることができました。しかし、試合結果は非常に悔しい結果に終わり、自分の未熟さと試合に負ける悔しさを改めて痛感した大会でもありました。

この世界大会を経て今思うことは、これで満足せずもっともっと努力し続けなければいけないということ、決して「自分には出来ない」、「もうダメだ」と自分の可能性を自分で閉じてしまわず、「自分にならできる」、「まだまだやれる」と思い続けることが大切だということを思います。

私はこれからもたくさんテコンドーに触れ、他では学べない多くの大切なことを学んでいこうと思います。

最後に、応援・サポートをして下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

                                                       

     
四十崎 菜保子(AISAKI NAOKO)     原 海輝(HARA KAIKI)

今大会では結果を残すことができませんでしたが、大きく2つ得られたものがありました。

ひとつは、これまで歩んできた自分の道は間違いではなかったという確信で す。

社会人になってからは仕事との両立に苦闘し、どちらも中途半端になっているのではないかいう不安がありました。しかし、今も上達しているという実感と、世界の舞台で力を出し切れた達成感から、挑戦し続けてよかったと心からと思えました。

もうひとつは、 この先は今までと同じではいけないという意識です。

「いつか頑張ろう」と先延ばしにしてきた苦手な事に真摯に向き合い、本質から取り組み 直す覚悟をしました。これはテコンドーだけでなく生活や仕事についても同じで、今の自分に一番必要な気持ちだったのではないかと思います。

このような自分なりの答えが見出せたのも、その機会と熱心な指導を与えてくれた師範方、切磋琢磨し合えた仲間たち、支えてくれた多くの方々のおかげです。
本当にありがとうございました!

 

 

 今回初めてシニアの世界大会に参加し、2つのメダルを獲ることができ、とても嬉しく思います。  

ジュニアの世界大会には3度出場しましたが、ジュニアの選手たちのマッソギには勢いがあり、思いきりの良い印象でした。シニアの選手はそれに加えて試合の中での駆け引きやポイントの取り方をすごく研究しているように感じました。

しかし、シニアの選手といっても自分と同年代の選手たちも多く、それらの選手が世界チャンピオンになったのを見てとても刺激を受けました。

トゥルに関しては、ほとんどのクラスで朝鮮が優勝していましたが、日本の選手のトゥルと大きく差があるとは感じなかったので、さらにトゥルを磨いていけば優勝することも夢ではないと感じました。

世界大会で勝って行くためにはまだまだ課題が沢山ありますが、一つひとつ身に付けていき、今回の目標であったベスト4入りを次の大会では果たせるようにしたいと思います。

最後に、日頃指導して頂いている師範、副師範方や家族、仲間のおかげで今大会に出場することができ、さらに結果を残すことができました。

本当にありがとうございました。

     
木村 志穂(KIMURA SHIHO)     金 恵 順(KIM HYESUN)
まず始めに、今回世界大会に出場するにあたって指導、サポートしてくださった監督、師範、家族、仲間たちに感謝しています。ありがとうございました。

昨年のアジア大会から約1年間、この世界大会を目指し、意識して過ごしてきました。
ちょうど一年前は松葉杖なしで歩けるようになった時期で、怪我からの復帰で焦り、不安の毎日でしたが、世界大会という目標をたて、全日本、世界大会と試合をやってこられたことはひとつの自信になりました。

目指していた結果にはなりませんでしたが、コート上に現時点での力を全て出し切ることができたと思います。
思うように練習することができない日々も多かったですが、試合に向けてその中でやるべきことを積み重ねた姿でコートに立つことができたと思います。
あと1点、2点を取りきれなかったのはとても悔しく、「あと1点」に届かない力不足を強く感じましたが、自分の中での成長を感じることもでき、今まで以上に収穫ある大会になりました。

今回得たものを一つひとつまた積み重ねて、次を迎えられるように頑張ります。
本当にありがとうございました。
 

 「今回2度目の世界大会でしたが、4年前の初出場の時とは比べものにならないほど沢山の事を学ぶ事が出来ました。

世界に通用する選手になりたい。同じレベルで戦いたい。そのために自分の課題を一つずつクリアすること。
今回は現時点での課題をクリアした状態で試合に臨めたかなと思います。

この4年間先が見えず、ただただ練習をこなすことが苦しく感じる事もありました。

全日本での怪我をきっかけにテコンドーができることは当たり前ではないんだと、改めて思いそれからは練習や減量がもちろん苦しいものではあるけれど、とても有意義で自分の成長を感じられる様になった気がします。

世界では女子のどの選手も当たり前の様に360度の回転技を蹴り、当たり前の様にパンチを打ってくる、さらに多くの課題を抱えて帰っては来ましたが、また一つずつクリアして行きたいと思います。

常に上を目指してチャレンジし続ける事はとても素晴らしいことだと、色んな言い訳をつけて諦めるのは簡単だけれども、自分の意志でやると決断し、それが人生において自分を成長させてくれるものであること。
そんな出逢いに感謝しています。

そしてそんな自分を応援してくれる人達がいることに感謝しています。

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年前は一番近くで支えてくれてた母親、今は一番近くで支えてくれるパートナーに感謝しています。日々自分の置かれている状況は変化して行きますが、それでもまた世界にチャレンジし続けたいです。」

よろしくお願いいたします

     
 遠藤 裕太(ENDOH YUTA)     吉川 健太郎(YOSHIKAWA KENTARO)
 私は今回はじめて世界大会に出場させていただきました。

選抜メンバーに選ばれ、強化練習についていけるか不安でしたが、

メンバー同士で良い点、悪い点を話し合う機会もあり、

不安なく練習に励めました。また、話し合うことで

自分でも気づかない細かい点の練習も行えました。

大会結果としては一回戦で敗退してしまい、非常に悔しい結果ではあります。

また、メンバーや師範からも勝てない試合ではなかったと言われ、

全力が出しきれなかった自分に悔しい気持ちでいっぱいです。

この悔しさを忘れることなく、試合の反省を活かして

今後も繰り返さないよう練習していきます。

しかし、試合の途中でいくつか自分なりに手応えのある攻撃を出せたので

その感触を自信に変えて2年後の世界大会ではリベンジしたいです。

最後になりますが、大会に向けて応援していただいた方々、

本当にありがとうございました。この経験を活かし、今後の練習にも精進していきます。

 

 

   まずは、今回の世界大会に参加するに当たり協力いただいた師範、チームメンバー、チームスタッフ、会社の皆様にお礼を申し上げます。遠征に臨み、無事帰国することができたのも4月の強化稽古開始からの約3ヶ月半、支えて下さった皆様のお陰だと感じております。

 特に一緒に多くの汗を流した団体戦メンバーとは本当に良いチームを作れたことを嬉しく思います。結果として団体トゥルで準優勝を果たすことができたもの、練習期間に伸び悩むことなく精度を上げ続けることが出来た皆の意識の高さと、自分たちは勝てるんだという雰囲気作りが上手くいった所以ではないかと感じています。また、試合当日であっても他チームから学び、気合いの入れ方やタイミングを変更するなど、果敢にリスクを取って戦う姿勢が全員にあったことも大きなポイントだったと感じます。

 マッソギではタジキスタン選手の巧みな技術に終始翻弄されてしまいました。リーチのあって上手い選手を相手するにあたって、左右のステップを磨いてよりコンパクトな試合運びをしなくてはならないと痛感しています。

 スペシャルテクニックでは、今まで一番高い位置まで脚が上がった感覚を得ることが出来ましたが、腰が上がりすぎてしまいバランスを崩し着地で失敗してしまいました。この特別な感覚をいつでも発揮できる状態までものにできれば、もう一つ山を超えられるという手応えを得ました。

 全体を通して、いつにも増して充実感と経験を得られた遠征にすることができました。まずはここで得たものを道場のメンバーや大学の後輩に還元し、次の全日本大会、次の世界大会に向けて日々の稽古に励みます。

     
近藤 智絵子(KONDO CHIEKO)      田中 彰(TANAKA AKIRA)
初めての世界大会で、強豪国である北朝鮮の選手と対戦することができ、本当にラッキーでした。スイル師範・ソンファ師範に直前まで御指導頂き、日本の他の選手がスパーリングに付き合って下さったおかげで、自分の中で最高のコンディションで戦うことが出来ました。結果は負けてしまったのですが、全力を出し切ったからこそ自分の長所・短所・課題が明確に見つかりました。
悔しがるにも値しないほど実力・努力が足りていないことも感じました。今回学んだことを、練習の中に活かし、これまで以上に課題を意識した練習に励みたいです。

また、今回、私が世界大会という素晴らしい舞台に立つことが出来たのは、私自身の力ではなく、多くの方々の支え、指導、叱咤激励があったからです。テコンドーを始めてから5年間、こんなにどんくさくて呑み込みが悪くて卑屈でマイナス思考な私を、放り出さずにずっと指導して下さった松友師範をはじめとする指導員の方々。何をやらせても最初に頭を抱えてパニックになる私への苛立ちをひた隠しにして、優しく、時に厳しく指導して下さった先輩方。足をどんなに引っ張っても、私のせいで練習が滞っても、文句ひとつ言わず、支えてくれ、共に練習に励んだ部員のみなさん。「やりたいことを思い切りやりなさい」といつも背中を押してくれる両親。わがまま放題で絶対服従を強いる私の仕打ちに耐えながらも、あたたかく見守ってくれる兄・弟。今回世界大会に出場するに当たり、応援して下さった親戚のみなさん、らくれん・農協・地元農家の方々。いつも様々なかたちで私を支えてくれる友人。
書き始めるとキリがないし、どんなふうに伝えたら一番良いのかも分かりませんが、全ての人に心から感謝しています。ありがとうございました。

 

 

 

   この大会で勝つため、今までのテコンドー人生で1番研究し準備をしてきました。

その結果、心技体すべての面で世界の強豪と戦えるレベルになったと思います。

応援、協力していただいた方々には本当に感謝しています。 

団体トゥルでは銀メダルを取ることができて本当に良かったです。

個々の能力も高く、船水キャプテンがしっかりまとめてくれました。

そして、今回だけでなく今まで団体を組んできたメンバーたちの力がJAPANにメダルをもたらしたのだと思います。 

個人マッソギ、初戦のモンゴルは突きが速くて強い選手でしたが、ポイントを要所で奪い勝つことができました。

次の朝鮮に敗れましたが、最後まで冷静に強い気持ちで戦うことができ、少しは良い勝負ができたと思います。

その選手は圧倒的な身体能力と豊富な攻撃パターンで次々と強豪を下して優勝。これまで戦った中でも1番能力が高く、心身の強さを実感しました。

 

世界に近付いてきた自負はありますが、技のレベル、戦術、ステップ、間合いとタイミングの見切り、そして自信、もう1段上にいかなくてはなりません。

 

試合後は、家族、師範はじめ協力いただいた方々のこと、何度やってもメダルまで届かない悔しさで、思わず込み上げるものがありました。

 

それでも自分は改めて、世界大会優勝を目標に掲げます。必ずまたこの舞台に立って世界の強豪に勝ちたいです。

強豪国は強化練習を毎日、1年中やっています。

朝鮮や旧ソ連圏に限らず、戦ったモンゴルや開催国ブルガリアなど数多の強豪国が本気でトップを狙って準備をしてきています。

能力も気持ちも日本チームとはスタートから違うのが現状で、普通にやっていたら差は開く一方です。

やるべきことは分かっています。ここへきてマッソギが、テコンドーがよく分かってきました。それを体現し、日本のレベルをあげていくことも代表選手の役目。

なんと言われようと、本気でトップを目指してあと2年がんばるだけです。

     
 浜田 享祐(HAMADA KYOSUKE)   大島 実(OSHIMA MAKOTO) 

今回2度目の世界大会だったのですが、1度目は8年前で自分が20歳のとき恥ずかしながら日本代表で世界大会に挑むという気持ちが弱くある意味では「観客」気分で行ってしまい当然ながら予選敗退でした。その時の悔しい気持ちは帰国してからも増してもう2度と中途半端な気持ちで試合には出ないと決め、8年前の世界大会は自分のテコンドー人生にとてもいい刺激を与えてくれました。今回世界大会に向けて目標は2つ、「ヨプチャチルギで板を割ること」「世界を肌で感じること」です。パワーブレイキングの競技については5種目あるうちの1つ「ヨプチャチルギ4枚」を選択して行ったのですが板の中心への狙いと角度はそこそこによかったのですが蹴りの間合いが近すぎて結果0枚でした。敗因は日本の板と今回大会の板の強度の違いよりも性質の違いにあると実際蹴って感じました。日本では近い間合いで板の奥を狙って割るのが自分のやり方だったのですが決勝ラウンドでは板の表面近くに蹴りのインパクトを持っていく選手が多いなと見てとれました。

世界大会の動画は家でも電車でもどこでも見ているのですが、実際に行って見て肌で感じることでは何十倍も何百倍も得るものが違いました。世界の選手と比べて自分に足りないものも明確にわかり、2年後の世界大会、また世界大会の選考会である全日本大会に向け自分自身レベルアップさせていきたいと思います。

最後に今回世界大会に向けサポートしていただいた師範並びにテコンドーを教えてくれた戸島師範、一緒に練習してきた仲間たちに心から感謝します。これからも宜しくお願い致します。

  今回、初の世界大会に出場する事になりスイル師範をはじめ多くの方にお世話になりました。
全日本では-71キロで出場し、阿部さんに負けたので本来は出場権利を持っていなかったのですが、団体戦のメンバーに選んでいただき感謝しています。
正直、始めての海外、そして初めての世界大会という事で楽しみだったし、同時に不安もありました。
この世界大会の為の強化練習の中で、日本トップレベルのメンバーとの差を埋める為に、追い越す為に、強くなる為に良いもの全てを吸収するつもりで望みました。
そこでは、自分の信じてたスタイルや技が通用しなくなるのは時間の問題でした。パワー重視や相手の攻撃を潰していくスタイルでは一定のレベル以上の相手には通用しないと思い知らされ、その後は強化練習を終え、次の強化練習まで何が良くて何が悪いのかを考え実験する。その繰り返しでした。
世界大会直前は、本当に自分のやってた事が正しかったのかとか、何もできないで終わるんじゃないかとか考えてしまいましたが、トゥルでは男子団体.海輝君.寛子さんがメダルをとり、マッソギもメダルまでは届かなかったものの熱い試合を見せつけられ、自分の試合が待ち遠しく感じました。
実際に試合をして、負けてしまいましたが、圧力も強さも感じなかったので『次やれば勝てるんじゃねー?』と、思いました。ただ、ポイントを取る巧さや勝負所が分かっているので、やりにくさは感じました。
世界大会で見た良いところは取り入れて、自分のものにしたいと思います。
負けてしまって団体メンバーには、本当に申し訳なく思ってます。そして、みんなに本当に感謝しています。強化練習も楽しかったし、団体練習も楽しくできたし、みんな上手いし、メダル取ったし良い思い出になりました。
また世界大会に出場し、今度はマッソギでメダル取れるように頑張ります!
     
 田中 さやか(TANAKA SAYAKA)     櫻井 夏実(SAKURAI NATSUMI)
世界大会を終えて
今回初めて世界大会に出場して、日本のトップで活躍する選手の皆さんと練習したこと、世界の選手がどういう動きをするのかを実際に見られたことは、とても貴重な経験になりました。

中でも、自分との違いを感じたのは軸の強さです。
強いと感じる選手に共通していたのは、軸がしっかりと立っていて、どんな蹴りを出しても体全体が連動していることでした。
まずはしっかりと軸の意識を持って練習に取り組むこと、そして技の精度やバランスを上げ連続して出せるよう努力していきたいと思います。

また、今大会では試合の2日前にケガをしてしまいました。色々な方々に支えていただき、予定していた競技全てに出場出来ましたが、ベストコンディションで試合に臨むことができなかった反省を活かし、今後は自分の体のケアにもしっかり取り組みたいと思います。
今回の経験を無駄にしないよう、日々練習に活かして頑張ります!
   今回の大会は、初の世界大会、国際大会でしたが、とても貴重な経験となりました。

大会に向けての強化練習では、うまくできないことも多くありましたが、自分がこれまで憧れていた日本のトップの選手と少しでも多く一緒に練習をし、アドバイスを頂き、何ができて何を直せばさらに良くなるのか考え、相手の良いところを真似して、少しずつでも進歩しようと毎回練習に臨みました。

大会では、団体トゥル・マッソギ、個人マッソギに出場しました。

団体では、トゥルは5人での団体もほぼ初めて、さらに黒帯になったばかりというなかで、チームの方々には多大なるご迷惑をおかけしましたが、それでも一緒に練習をし、ご指導して下さって本当にありがとうございました。協力してトゥルを作り上げていく難しさ、そして楽しさを経験することができました。本番では全力を出し切ることができたと思っておりますが、このメンバーでもっと勝ち進んで1つでも多くの試合がしたかったと心から思います。マッソギでは、試合に出して頂いたにも関わらず、勝ち星が取れずに悔しくてなりません。トゥルではどうしても足を引っ張りがちななかで、マッソギでは相手チームの大きい選手に対し、積極的に攻めて、勝ってチームに勢いを与えて貢献したいと思っていましたが、達成することができませんでした。今後団体のメンバーに入れて頂ける機会があれば、今回味わった個人戦とはまた違った緊張感や楽しさ、そして悔しさを忘れずにチームに貢献できるような選手になりたいです。

 個人マッソギは、2回戦で敗退という結果でした。1回戦は辛うじて勝つことができましたが、相手の勢い、パワーに負ける部分が多くありました。2回戦は、間合いの取り方で完全に相手に流れを取られ、技の正確さ、スピード、パワーのどれをとっても完敗でした。悔しいですが、今の自分の実力を出し切っての結果です。世界のレベルの高さを体感し、課題も多く見つかった試合でした。

今回の大会を通して、一番に思ったことは、テコンドーって面白いな、ということです。そして、あんなふうに蹴りを出して、素早いステップで動いて、攻め立てて・・・というイメージを膨らませ、もっと練習して、もっと強くなってまた世界の舞台で戦いたいと感じました。この経験、そして思いを今後の大会へつなげ、活躍できるよう練習を積んでいきたいと思います。

最後になりましたが、このような機会をくださり指導して頂いた師範の方々、支えて下さった総務・トレーナーの方々、共に汗を流したチーム・道場の方々、また大学の先輩、同期、後輩たちに心より感謝致します。これからもよろしくお願いします。

次回は、感想AをUPいたします。

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