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 第25回全日本テコンドー選手権大会 クローズアップ

 主役級の活躍!愛媛大学テコンドー部指導者・松友省三師範に聞く
 25回全日本選手権大会主役級の活躍で注目の的となった愛媛大学テコンドー部。
田中彰選手、木村志穂選手など、これまで有望な選手たちを多数輩出してきた強豪校だ。
今大会でも個人戦、団体戦ともに強烈な存在感を見せ、団体戦マッソギでは強豪チームを破り、準優勝に輝いた。
伸び盛りの勢いで上昇気流に乗る愛媛大テコンドー部を育てた松友省三師範にお話を伺った。

大活躍の愛媛大学テコンドー部選手たち

全日本大会 男子団体マッソギ決勝戦 東東京代表VS愛媛大代表

愛媛大学 テコンドー部を育てた松友省三師範
(2012年9月 第61回昇段審査にて
黄進師聖より、「5段 昇段証」を授与)

第25回全日本大会 選考会の学生大会にて
大活躍した愛媛大学テコンドー部の記事が、愛媛新聞に掲載された

 
2013/12 全日本学生大会にて
団体男女マッソギ 優勝!!

2014/1 松山市年賀交歓会にて
松山市長と記念写真

◎愛媛大学テコンドー部の草創期について 

愛媛大学にテコンドーサークルが結成されて今年で20周年を迎えます。

愛媛大テコンドー部は1994年、愛媛道場に通っていた学生が有志を募って立ち上げてくれたのがキッカケですが、最初の4年間は私も学生たちも本当に試行錯誤の連続でした。

1998年、田中彰副師範が愛媛大学に入学しました。当時テコンドーに強い関心を持っていた田中副師範がテコンドー部に入部。そこからの4年間は彼の力が大きく発揮されました。サークルから部に昇格させ、積極的に県外遠征も行い、地力をつけていきました。顧問の私も彼には頼りっ切りでした(今もそうですが……)。

2001年、田中副師範が4年生の時に、当時から女子のトップを競っていた木村志穂副師範が入部し、2年生からは女子ながら田中副師範の後任主将として強力なリーダーシップを発揮、立派に部を引張ってくれました。私は選手としての彼女を指導していれば良いだけでした。

 
 
第25回全日本大会 男子団体マッソギ
決勝戦

愛媛大学の活躍を牽引する田中兄弟
◎新たな試みと成果について

 

私が再び愛媛大の直接指導をするようになったのは、要請を頂いた2009年からのことです。既に田中・木村両副師範の築いた地盤があったので、私は毎週日曜日にテーマを絞って「1テーマセミナー」のような形で練習を行い、今日に至っています。2010年からは幼稚園からのキャリアを持つ田中兄弟も相次いで入部してくれたので、ほとんど練習は任せっ放しです。
結局、技術指導に関しては大したことは何もしてません。逆に一生懸命やったのはモチベーションのマネジメントでしょうか。指導者の言葉の使い方は学生のやる気を大きく左右します。対話も可能な限り持ったつもりです。

一方、環境の整備は自分の義務だとも思っています。彼等が結果を出した時は彼等が褒めてもらえるように、できる限り大学、行政、マスコミに掛け合いました。部のマネージャーみたいなものです。

 
愛媛大出身の選手たちが集合

誇らしい姿で表彰台に立つ愛媛代表選手
 ◎全日本大会で目を瞠る活躍を見せた愛媛大選手
 
25回全日本大会では、愛媛大学男子チームが団体マッソギで銀メダルを頂きました。
そのこと自体はもちろん非常に嬉しいことなのですが、それよりももっと喜びを感じた瞬間が最近ありました。審査で松山に来られた文相権師賢が帰り際に「愛大の選手は団体戦で押し倒されたり投げ飛ばされたりしたのに、その挑発に一切乗らなかった。良く我慢した。立派だった」と仰って下さいました。


さすが文先生!そこに気付いて下さいましたか!

これまで選手たちにはルール、マナーを守ることの大切さを伝えてきました。その信念をあんな大きな舞台で実行してくれた彼らに対し、関係者として誇りに思っています。

目の前の稽古生にベストを尽くす。

この思いを忘れず、これからも稽古生たちとともに成長していきたいです。


女子マッソギ-45㎏ 優勝 近藤智絵子選手
第18回世界大会にも出場
愛媛から世界に羽ばたく!!

※写真提供:井上英祐・宮本哲平・高木大輔・申小徳・加藤夏子・加藤貴久・平塚裕太・田部詩織・白在明
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