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 11回ジュニア・第6回ベテラン世界選手権大会 特別企画A
11回ジュニア第6回ベテラン世界選手権大会に参加して

日本代表選手団 ジュニア 

キャプテン 
゙洙聖選手   

 
私は前回の世界ジュニア大会にも出場して、今回は二回目の世界ジュニア大会でした。

他のメンバーより経験がある分少し心に余裕がある反面、前回の大会では個人のマッソ

ギで一回戦負け、団体トゥルで二回戦負けと、納得いく結果ではありませんでした。それか

らこれまで、強化練習だけではなく、普段の練習から日本の同世代の選手より誰よりも強

くなって、まず世界のレベルに通用するようになるんだ、今回は絶対にメダルを取ってや

るんだ!という気持ちで練習に取り組んできました。

団体トゥルでは、メンバーが決まってからなかなか都合が合わず、大会一ヶ月前くらいに

なってからやっと全員揃うようになりました。最初、動作も一致しないし各々クセが強いし

、一体どうなるんだろう…と思うようになっていました。しかし、段々練習を重ねるうちに

よくなっていき、大会本番では特にミスをすることもなく、とてもいいパフォーマンスが

できたと思います。遠くからいつも練習に来てくれたり、学業の合間を縫って練習に来て

くれたりと、メンバーの皆には本当に感謝しています。

結果的には、個人のマッソギでは朝鮮の選手に敗退し二回戦、団体トゥルでは第三位に入

賞することができました。本当に少しだったのですが、前回よりもワンステップ上に進め

たのではないかと思います。もちろん負けた悔しさもありましたが、これからの自信にも

繋がりました。

キャプテンとしては、自分にそんな大役が務まるのだろうか、ジュニアの皆をまとめるこ

とができるのだろうかと、とても不安でした。それでも皆の支えがあり、なんとかその大

役を終えることができ、よかったと思います。大会遠征中から段々みんなと打ち解けてい

き、チームワークがさらに向上したと思います。ただ、もう少しキャプテンとしてメンバー

の緊張をほぐしたり、もっと皆をまとめるなど、そういった面でできることがまだあった

のではないかと反省しています。

自分の試合経験を通して、またJAPANの選手や海外の選手の試合を見ていて強く感じた

ことは、海外の強い選手たちは、勝負に対する執着心や精神力、気迫、スタミナ、勝負強さ

、礼儀など、技術以前に日本の選手を大きく上回るものを持っているということです。

また、細かいルールの違いやシステムだったり、二回目でも困惑することが少なからずあ

ったような気がします。少しのルールの違いでもやはり日本とは違うやり方なので耐性

がなくてやりにくさを感じました。

そして、前回に引き続きベテランチームの皆さんの活躍が素晴らしく、同じJAPANチーム

として誇らしく思いました。私たちジュニアの選手たちもこれを見習い、結果を出してい

かなければいけないと感じました。そのためには、今回の経験を次のジュニア世代に伝え

、少しでもサポートしていきたいと思いました。また、今回思うような結果が出なかったジ

ュニアのメンバーも次がある選手が多いので、次は今回の経験を活かしてきっと結果を

出してくれるだろうと期待していますし、その報告を聞くのが今から楽しみです。

今回の大会を通じて世界のレベルを肌で感じ、初めて行く国で新たな発見をしたり、海外

の選手たちと仲良くなることができて自分の世界が広がりました。とても素晴らしい経

験になったと思います。

今回でジュニアでの大会も完全に終わり、次はシニアの大会に参加していくようになりま

す。今回の経験をいかして練習に取り組み、まずは全日本大会での優勝を目指し、いつか

世界大会に出場して金メダルを勝ち取り、さらに上のステップへと進んでいきたいです。

この大会に出場するにあたり、支えてくれた家族、いつもご指導して頂いているソンファ

師範、テヨン師範、スンリ師範、監督として選手団を引っ張って頂き、強化練習や試合でと

てもお世話になっているスイル師範、ジュニア・ベテランチームの皆さん、また、道場の皆

さんなど、多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。