@ 姜昇利選手
今回の世界選手権で、8年前の第15回大会での三段トゥルでの金メダル獲得に続き、四段のトゥルで金メダル獲得という大きな結果を成し遂げることができました。
それは日本代表の選手としては四段では初の金メダルであり、個人が世界選手権を二度優勝することも初という記録を打ち立てることができました。
いつの間にかベテラン世代となり、もう選手でいられる時間も限られてくる中で、選手として「誰も行ったことのない所まで行きたい。」という前人未到の記録を打ち立てたい意識を強く持っていたので、その大きな夢が達成できてとても嬉しいですし、自身のことだけでなく日本の目標・可能性を大きく拡げることに貢献できたと思うのでその点に関してもとても喜びを感じています。
ただ、競技中の手応えとしては納得のいくトゥルをできたとは思えず、実際まだまだ練習不足や不安を感じながらの世界選手権挑戦でした。
でも逆に自分の伸びしろや可能性をまだまだ感じてもいます。
今回優勝できたからと言えど、これで完成!というものは無いと思うので、近年の各国の急速なレベル向上に置いて行かれないよう、これからもさらに磨き続けていき、さらにまだ行ったことの無い境地を目指していきたいと思います。
今回、本当に多くの方に応援をいただいたのですが、過去に精神状態次第ではそれをプレッシャーに感じてしまうことも正直多々ありました。でも今回は皆様からの熱い応援を気持ちの支えにして自分の力に変えることができました。
そのおかげで不安を乗り越えて最後まで堂々とトゥルを打ち、大きな夢を叶えることができたと思います。
沢山の応援、本当にありがとうございました!
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