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第19回世界大会 JAPAN 代表選手感想 A 
※次回は、選手感想B(ラスト)をUPいたします。

E 柴田彰選手

今大会は自分にとっては最高の形で終えることができました。

19
の時に初めて国際大会に出場し、そこから毎年世界大会優勝を追いかけて10年間挑戦し続け、29の今年、初めて世界の頂点に立つことができました

今までも国際大会で入賞は何度かありましたが、世界大会で優勝したのは初めてです。
入賞はできても優勝するのがどれだけ難しいかは十分身に染みて知っています。
その分、表彰台のてっぺんで君が代を聞いている時は様々な思いと感動に包まれました。
応援し続けてくれていた全ての方々に感謝致します。

これからもまた仕事との両立で稽古を積んでいきたいと思います。
また、後進にも僕の経験を伝えていきたいと思います。応援ありがとうございました!










F 田中彰選手

まず、大会に出場するにあたり、尽力していただいた方々に感謝申し上げます。
そして、今大会での2人の金メダル獲得は本当に素晴らしく、同志として心から祝福します。

全日本後はケガの治療に始まり、1人でできることを地道にやってきましたが、様々な要因があり、出場辞退を考えるほど余裕がない状態でした。
年齢、チャンスを考え、最後にするつもりで臨むことにしました。

団体トゥルでは、ほぼ手中にあった金メダルが目前で消えてしまい、前回と同じ銀メダルでも悔しさが大きく残りました。
個人マッソギでは、強豪が集まるブロックだったので、自身と日本の成長を証明するためにも絶対に勝ち上がるつもりでした。
しかし結果は1回戦、終了間際で同点に追いつかれ、再延長の末敗退。
マッソギでも目前で勝利が消えてしまいました。

様々な要因が重なり、伸び伸びできなかったことが何より残念です。
1
試合勝てば吹っ切れると思いましたがその前に終わってしまい茫然自失の状態でした。
自分は世界ではテクニックもスピードも身体能力もごく普通の選手です。
逆に言えば研究と努力で普通のレベルまできました。
勝つための練習と尋常でない努力、メンタルで上回らなければトップには上がれません。

今の日本の練習内容、チームの意識や雰囲気のままでは今後も日本は勝てないと思います。
それを改善する力が自分にはなく、支えてくれた人たちに申し訳なく、悔いばかりが残っています。

今後のことはじっくり考えたいと思います。










G 山田茜選手

今大会が私にとって始めての国際大会となりました。
日本のトップを走り続けている選手達と共に世界大会という舞台に立つができた事を光栄に思います。

今回、私は団体戦での出場でした。
団体トゥルに関して、前回大会の各国の動画を見た印象として日本は充分メダルに手が届く水準に達していると感じておりました。

また団体メンバーの大半はいつも全日本でも毎年チームを組んでいるメンバーなので団体戦に対する思い入れは強く、メダル無しに手ぶらで帰ってなるものか、と強い気持ちで試合に臨みました。
しかし、1回戦にて今大会準優勝のチェコ相手に122引き分けで惜敗。
敗因は力強さでしょうか。決して悪いパフォーマンスではなく、また動画を見直してみても負けたとも思えず勝ちきれなかった事をただただ悔やみます。

マッソギに関して、団体戦は階級の区別がないため体格面でどうしても劣ります。しかし誰が相手でも決して気持ちで負けず得意な技で攻め込むという事をテーマに戦いました。

ですが結果はポイントを取れず完敗。
ポイントを的確に取れない、そして間合いがうまく取れていないという自分の欠点が浮き彫りになったと思います。また、体格面で劣るであろう事はわかっていたので、戦術をよく考えて実行すべきだったと後悔しました。そして世界大会では途中経過のポイントも常に表示されているので状況に応じた試合運びをする事の大切さも学びました。
満足な結果は得られませんでしたが、得られた経験は大きいと思います。

今回の悔しさ、経験を忘れず、予選会から再スタートをきり2年後にまたこの舞台に戻りたいと思います。
最後に、今までご指導頂きました黄秀一監督を始めとする師範の皆様、いつもご指導頂いている黄大勇師範、女子チームを引っ張って下さった木村副師範、そして快く世界大会へ送り出して頂いた職場の皆様に心より感謝致します。
 







H 中川友太選手

今回が三度目の国際大会でしたが、シニアの世界大会は初めてだったので緊張してなかったと言えば嘘になります。
ですが自信を持って試合には臨みました。しかし結果は出ず、世界の層の厚さを体感しました。トゥルだけの出場でしたが、国内で勝てる方法と世界で勝てる方法は違うのではないか、と思い田部師範からは練習不足を指摘され、普段の練習から改善していかなければいけないと感じました。

負けた瞬間にトゥルだけではなくマッソギ、スペシャル、パワー、セルフディフェンスの他の種目から自分に足りないものは何か、身につけなければいけない技術は何なのかをじっくり見て考えていました。

今回の出場にあたり応援してくださった家族、友人、仲間、様々な面からサポートしていただいた監督黄秀一師範、コーチ朴ソンファ師範、総務朴禎祐師範、田部師範には心から感謝しています。
普段の練習を大切にし、次のチャンスを絶対にモノに出来るように努力していきたいと思います。


 





I 田中さやか選手

世界大会への出場は、今回で2回目になりました。前回大会では、強化練習の時から日本のトップ選手たちに自分が付いていけるのかという不安でいっぱいで、本番でもその気持ちを拭いきれずにいました。今大会では、前回大会のように気持ちで負けてしまうことのないように「出来ないことを素直に受け止め、出来ることに変えていこう」という思いで臨みました。
結果としては、まだまだ力不足で初戦負けしてしまいましたが、今まで「出来ない」と思っていたことを「やれば出来る」と思えるようになったことが私の中で一番大きな変化です。
また、仲間という存在の大切さも実感しました。試合の時の応援はもちろん、辛い練習の時こそ互いに声を掛け、気持ちを上げて取り組むことで乗り越えられたことがたくさんありました。一緒に戦ったJAPANチーム、コーチやトレーナーの皆さん、応援してくれた道場生、友人や家族への感謝を忘れず、ここで得られた経験を次に繋げていきたいと思います。







J 大島実選手 

今回は2度目の世界大会ということで前回よりは試合までの準備期間に心の余裕がありました。団体、個人とマッソギで出場させてもらえることになり、練習の時から自分を高めることができたと思います。

現地に行ってからも海外の選手の練習や技を盗み、試合までの短期間でも自分のものにしてきました。

しかし、いざ試合となると同じ技を使っていても戦い方は全然違うなと感じました。

正直、同じ階級の選手に技でもフィジカル的にも通用すると思っていたので自信はあったのですが、マッソギに関する考えが僕はまだ未熟だったと痛感させられました。

試合までの練習は勝つことだけを考えていても、試合では自分のプライドや気持ちが前面に出すぎて勝てる試合を落としてしまったと思います。

今後は勝ちに徹する戦い方で自分の心をコントロールできるようにしていきたいと思います。

 





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