B 山岸 康二選手
今回、世界という舞台への挑戦の機会を与えて下さった、師聖、選手団関係者の皆様に感謝申し上げます。
そして、3ヶ月の強化練習と遠征期間の長期に渡りサポートいただき、快く送り出してくれた家族、長野道場生の皆様、ありがとうございました。
大会に参加し、世界各国の選手達を目の当たりにして、体格差はもちろんですが、メンタル面の差を特に感じました。
周りの状況の変化に惑わされない、素早いONとOFFのスイッチの切り替えや、大舞台での緊張を感じさせることなく、最大限のパフォーマンスを発揮するメンタルの強さに感銘を受けました。
今現在の全日本大会を見てみると、そのトップ選手の殆どが、世界大会、国際大会の経験者です。
「国内で強いから世界大会の代表選手に選ばれる。」
確かにそうでしょうが、一つ言えることは、
【日本以外の「世界」を肌で感じている者と、そうでない者との間には大きな差がある】
ということです。
なので、狭き門ではありますが、より多くの日本のテコンドー修練者(ジュニア、シニア、ベテラン)の方に世界に向けて挑戦し、あの空気を肌で感じていただきたいです。
世界大会やそれに向けての強化練習を通し、自身の現状、足りないこと、成長等、たくさんのことを感じ、経験していただきたいです。
40歳を迎え、ベテランとなった自分ですが、3ヶ月の強化練習と世界大会を経験して、自身の成長やまだまだある伸びしろを感じられて嬉しく思います。
自身の更なる成長、そしてテコンドーの素晴らしさ、楽しさを、あの舞台で感じられるよう、2年後の世界大会を目指し、日々修練を続けていきます。
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