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 第12回世界ジュニア大会特別企画
 
安田貴行師範に聞く 
ITF-JAPAN史上初、世界ジュニア
メダリスト誕生の秘話

世界ジュニア選手権で日本初のマッソギメダリストに輝いた大川竜平選手。
選手層の厚い関東圏からではなく、北海道という遠く離れた地で
成長した大川選手が偉業を成し遂げました。
彼の強さはどこから来るのか。
大川選手を育てた安田貴行師範に話を聞きました。 
 大川選手の、世界大会での活躍を聞いたときの心境について
 予想以上の活躍で、そりゃあもう興奮しました。札幌からも国際大会でメダルを取れる選手を輩出できたことに感慨深いものがありました。

 大川選手が代表選手に選ばれたときの様子、変化、その間の練習内容について
 全日本大会では、実績も残していたので、ナショナルメンバーに選ばれたときも、特に喜ぶ訳でもなく当然のようでした。
 2年前の大会では選考から漏れてしまい悔しい思いをしているので、彼の中ですでにそのときから念頭に置いて準備は始まっていたと思います。
 大会前の練習では、自ら積極的に足りないない部分を補おうと、全体練習の後で自主トレーニングを夜遅くまでやっていました。また、自分の動きをよく動画で撮って確認したり、YOUTUBEで国際大会の試合を観て、常に研究していました。
 
安田師範より大川選手にしたアドバイスは? 
 技術の面では、言われなくても黙々とやるので、ここぞと言うときにポイントをアドバイスしました。後は、悔いのないよう思いっきりやれと。 

今回の結果は期待以上でした?
 はい。トゥル、マッソギともにメダル取ることは予想外でした。

 期待に応えた大川選手ですが、安田師範から見ての、彼の評価、魅力について
 彼の分岐点は黒帯を取ってからで、それまでは、腕白過ぎると親御さんから何度も相談を受けたりしていました。しかし、黒帯を取ってからは、練習に取り組む姿勢や言葉使い、後輩の面倒を積極的にみるなど、人間的にも少しずつ変化していき、そこから技術も成長していったと思います。
 魅力は、小柄ながも身体能力が高くて器用なところです。船水師範のように小さくてもパワー、スピード両方兼ね備えた選手になっていってほしいです。 

今回の結果を受けて、札幌道場に与える影響あるいは盛り上がりについて
 彼が小学一年生から約10年近く一緒に練習しているので、家族がメダル取ったかのようにみんなで喜び、盛り上がりました。強化練習や世界大会で経験したことをみんなに伝え、道場全体のレベルアップに繋がっていければいいなと思います。 

今後、大川選手に求めたいもの、課題は?
 社会人として、テコンドー家としても誰からも尊敬される人間になってほしいです。
また、テコンドーの面でいうと、小柄な分、海外の選手に当たり負けしないように、ご飯をたくさん食べて、体をしっかり造り、フィジカル面をもっと強化していってほしいと思います。 

安田師範が種を蒔き、育てた北海道道場、近年目覚ましい活躍を見せています。
 安田師範が選手を育てる上で、モットーとしているものは?
 トゥルの美しさ、マッソギの楽しさ、武道的部分の素晴らしさを知ってもらえるように常々指導しています。

教え子たちに伝えたいものは
 テコンドー通じて、人間的にも成長していってほしい。私自身もまだまだですが、人に優しく謙虚で心の大きい大人になってほしいと思います。 

指導者としての将来の夢は
黄秀一師賢や朴禎賢師範のような、いつまでも現役選手と一緒に汗を掻き、マッソギでは、逆に手加減されないよういつまでもバリバリやっていきたいです。また、大川選手が将来指導者となり、彼が育てた選手もまた活躍していけるような道場をつくり、北海道でもっとテコンドーをメジャーにしていきたいです。

 

 










 ※特集ラストは、世界ベテラン大会 MVP 市川裕英選手のインタビューをUPいたします。
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