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2019年 新年のご挨拶 
  日本国際テコンドー協会

  会長 西直記



テコンドー所縁の皆様、あけましておめでとうございます。

皆様にとって今年も希望多く夢一杯の一年となるよう願っています。

特に今年は、大正・昭和・平成と天皇崩御という悲しみの中で元号が変わりましたが、今年の51日には心から祝う事ができます。

誰にとっても、平和で心豊かな毎日を過ごせる時代になるよう、待ち望まずにはいられません。

しかしながら、昨年一年間のスポーツ界は、パワハラ、暴力事件など不祥事の絶えない一年でした。

若い人達の犠牲に、多くの人の心が痛んだのではないでしょうか。

オリンピックが近づき、これまで溜まりに溜まっていた膿が一気にふき出した感があります。

若い人達の持っている無限の可能性を、暴力を使わず引き出すのが指導者に求められる絶対条件です。

そのようにして育てられた選手達が集うテコンドー大会が、今年も各地で計画されています。

選手諸君には、昨年より更に上位の成績が残せるよう期待しています。

大会では、開会式において選手代表が「我々選手一同、テコンドー精神に則り、正々堂々と戦う事を誓います。(他の競技団体ではスポーツマンシップに則り……となるでしょうが)」と選手宣誓が行われます。

ルールを守り、練習の成果を十分に発揮し、全力を尽くす事で相手選手への敬意を表す意味合いがあります。

対戦が終われば、お互いの健闘を称え合い、握手をして引き上げます。

同じ相手との対戦は、一年後なのか二年後になるのか、あるいは二度と対戦する事がないかも知れません(今日という日が二度と来ないように)。

その意味で、一戦一戦がとても重要であり、全ての試合が指導者と選手一人ひとりの歴史であると言っても過言ではありません。

試合以外でも礼儀、廉耻、忍耐、克己、百折不屈のテコンドー精神を実践し、充実した日々を過ごされ、良い年となるよう御祈念申し上げます。

 

 
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