⑫森山 茂樹先生(トレーナー)
前回のアジア大会(@カザフスタン)に続いて2回目の国際大会にトレーナーとして帯同させていただきました。
事務局をはじめ、今大会役員、選手皆様に支えていただき、選手団全員で無事に帰国することが出来ました。本当に有難うございました。
思えば選手の皆さんとは2月11日の強化練習から週1ペースで顔を合わせ続け、あっという間に本番となりましたが、やはり選手の皆さんとの信頼関係は一朝一夕に築けるものではないと再認識しました。
トレーナーとして選手の立場を疾病だけで捉えるのではなく、全人格を含めたトータルケアを施し、選手がトレーナーに希望することを実践する。
それは、まず先に一人の人間として選手ひとりひとりの悩みや不安にともに対峙することに他なりません。
画一的にケガや痛みの個所といった疾病に対処していくのではなく、個人に基づく信頼関係を築き上げていく過程で、その選手にとって何がベストであるか導き出せるような「全人格的療法」とは何か?を考えることが出来た貴重な機会となりました。
そして試合の感想は、気持ちの熱さが選手皆さんから伝わり、結果だけでは計り知れない空気感に触れることが出来ました。
それがとても嬉しかったことです。
マッソギやトゥル、そしてジャパンチームの一体感に心が揺さぶられました。
ただやはり私自身が試合を冷静に見れる視点がないと、必要な処置を正しい判断で行うことが出来なくなります。
試合でその日のベストパフォーマンスが出せるようコンディショニング調整をしたり、試合中、負傷部位への判断と処置をキチンとする。
自分の仕事を冷静に出来るよう心掛けておくことの大切さを痛感しました。
帯同できた日々は本当に24時間、皆さんと一緒に行動できたことがなによりの学びとなりました。
まだまだ学びたいことがたくさんあります。私自身も一層の向上が出来るようこれからも頑張っていきたいと思います。
そして、それをいつか皆様に御返しすることが出来たらと思っています。
最後に選手皆様からいただいたメッセージ入りの大会記念Tシャツは私の宝物です‼
日本チームの皆様、本当に有難うございました。
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